現代時評《災害救助隊を創設せよ》片山通夫

 災害が続く。今年になってからでも台風12号、20号、21号、平成30年豪雪、平成30年7月豪雨、大阪府北部地震、そして先日の北海道の大震災・・・。半年余りでまさに災害列島の名に恥じない災害の多さだ。おまけに火山も活発な状況だ。
こうしてみると北朝鮮のミサイル以上に危険な列島に住んでいることになる。
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現代時評《9月になれば》片山通夫

  1961年9月19日公開というからもう相当古い昔、イタリアを舞台にしたたわいのないロマンチック・コメディで「9月になれば」という映画があった。映画そのものは筆者も特に記憶にもないし覚えてもいないが、その頃だったか、この映画の主題歌が盛んにラジオから流れていたことは覚えている。たしかビリー・ヴォーンオーケストラの演奏だった。 “現代時評《9月になれば》片山通夫” の続きを読む

樺太夢幻018 《氷の筍》

いうなればツララが地面から生えてきたようなものだ。人々はこれを《氷の筍》と呼ぶ。勿論寒いから出来る。この写真は内淵(ブイコフ)の炭鉱で撮った。

「樺太夢幻」017

樺太の開発は主に製紙工場と炭鉱だった。製紙工場は豊富なパルプを生産し、島内の随所に港と鉄道を持ち、生産した紙を本土に運んでいた。一方石炭も「黒いダイヤ」と呼ばれていたことでもわかる通り我が国の重要な産業であった。写真は川上炭鉱(シネゴルスク)。