屋根のある橋《富山・伏木》
屋根のある橋《高松城》
屋根のある橋《和歌山城》
現代時評plus《二匹目のどじょう》
なんでも安倍首相の強い意思で韓国とのいざこざの映像を防衛省に指示したとか。その理由と言うのが「支持率アップ狙い」だという。全くどうしようもない馬鹿首相だ。北朝鮮ミサイル狂騒曲に続いて韓国に対しても海上自衛隊のP1哨戒機が韓国海軍艦艇から射撃用の火器管制レーダーを受けたとされる問題を大きくしている。
柳の下の二匹目のドジョウを狙ったようだが、そのうち北朝鮮のみならず韓国にも相手にされなくなるぞ。ネット右翼は大歓迎だろうが…。
それにしてもアメリカがこの問題に対して何の行動も起こしていないように見える。在韓米軍や在日米軍はやはり、自国(米国)の安全だけをその行動規範にしているように見えるし、そうであればこの沈黙も納得できる。
いつまで沖縄の米軍は「抑止力だ」なんて夢見ているのだろう。
屋根のある橋《平安神宮》
現代時評《新年の憂鬱》山梨良平
「もう一年が過ぎたという感想」は「年を取った証拠だ」とか言われる。一年と言う時間はだれにとっても同じだと思うのだが・・・。さてこの一年を振り返って、改憲が大きくクローズアップされてきた。つまり安倍首相が戦後レジュームの脱却を図ると大胆に宣言したことから始まる。
そもそも戦後レジームとは何かを確認すると「第二次世界大戦での日本の降伏後、GHQによる占領下で出来上がった日本国憲法を始めとする憲法や法令、テレビや新聞などのマスコミ、経済や金融では通貨発行権や通貨管理権の所在を意味する」と言うことになる。安倍はこの現状を打破すると言い、自分に都合のいい「改憲」を念頭に「戦後レジームからの脱却」を盛んに喧伝している。そしてその改憲案が自民党新憲法草案として安倍のホームページに掲載されている。
安倍はこの戦後レジュームの脱却において、改憲がまず必要だと説く。改憲案の内容に関してはここでは論じない。
しかし、この2年余りの安倍の政治や国会での答弁、「外交の安倍」と自ら称しているのかどうかは知らないが、単に金をばらまく外遊ばかりが目立つと感じるのは筆者だけなのか。
例えば安倍はその盟友と自負しているトランプに高額な武器を大量に買わされている。いや買う約束をしている。いいお得意様だ。いや馬鹿なお得意様だ。しかし財政がついてゆかないので、延払いになりそうだ。いや下手をすれば倒産の危機に陥る。つまり金詰りで支払いできなくなる危険がある。
一方、ロシアのプーチンはもっとしたたかだ。歯舞・色丹を返す(ロシア側から言わせば「譲渡」)という甘い言葉に安倍は騙されたようである。つまりここにきて日米安保条約や地位協定が足かせになってきている。プーチンは安倍政権による辺野古の暴挙まで持ち出してけん制しだした。「歯舞・色丹を譲渡するのは良い。しかしトランプからこれらの島に米軍基地を置かないという約束はできるのか?」
東京の空は米軍の管理下にあり、日本のどこにでも米軍基地を置くことができるという現状を安倍が変更するだけの度量は持っているのか。そしてその覚悟でプーチンに臨んでいるのかいささか疑問だと思うのだが。
戦後レジュームの脱却とは、このことを指すのではないのか。改憲ばかりが先に立っていきり立つだけの安倍には新しい年に展望はない。
新年のご挨拶
昨年はありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。
冬の風物詩「古老柿」
古老柿は「ころがき」と読む。京都・宇治田原という宇治茶で有名な里で冬の間の農閑期を利用して生産される。古老柿に使われる柿は 鶴の子柿と呼ばれる いささか小ぶりの渋柿である。
現代時評《ピンチはチャンス》山梨良平
先日(12月20日)ロシアのプーチン大統領が恒例の年末記者会見を行った。当然世界中のメディアの前で…。 “現代時評《ピンチはチャンス》山梨良平” の続きを読む