巷間「やってる感」という言葉が話されている。言わずと知れた安部首相の政治を表現した言葉だ。
あたかも「やっている」というアピールだけがまかり通っている状況を指す。実際には決して結果を生まない。北方領土返還問題、原発問題、拉致家族問題、台風災害復興などなど・・・「やってる感」がはびこっている安部首相だが、ここにきて「誤魔化しようのない」大問題が起きた。 “現代時評《やってる感》片山通夫” の続きを読む
現代時評《コロナウイルス狂騒曲》山梨良平
~終わりの始まりか~
それはチェルノブイリ原発事故から始まった1986年4月26日1時23分(モスクワ時間)に、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた。大事故だった。ソ連当局は当初この事故をひた隠しにしていた。抑え込もうとしていたのだ。
ことの発覚は意外なところからだった。 “現代時評《コロナウイルス狂騒曲》山梨良平” の続きを読む
コロナウイルス関連ニュース
【コロナウイルス】
新型コロナウイルス特設サイト | FIJ|ファクトチェック・イニシアティブ
https://fij.info/coronavirus-feature
まるで昏睡状態、新型ウイルスで静止した巨大都市・上海
https://www.afpbb.com/articles/-/3267355
新型肺炎、1日で86人死亡 中国本土
https://www.cnn.co.jp/world/35149152.html
中国、ウイルス警告医師の死で情報統制か 報道錯綜に批判
https://www.afpbb.com/articles/-/3267312?pid=22107293
中国の数万人、香港へ殺到 8日の「隔離」前に駆け込み
https://www.asahi.com/articles/ASN2774N0N27UHBI02L.html
武漢で入院の60代日本人男性死亡 新型肺炎の疑い
https://mainichi.jp/articles/20200208/k00/00m/040/072000c
新型肺炎めぐりWHO事務局長の辞任要求が活発化、30万人超が署名
https://www.sankei.com/world/news/200207/wor2002070020-n1.html
自国民を武漢から帰国させられないアフリカの国々
http://bit.do/fsqC4
新型ウイルス感染拡大「数か月」続く可能性、専門家ら指摘
https://www.afpbb.com/articles/-/3265565
新型ウイルス警告の医師の死に怒り、言論の自由求める声も 中国
https://www.afpbb.com/articles/-/3267301
WHO執行理事会、台湾の排除が焦点に 各国が台湾を支持
http://mjapan.cna.com.tw/news/apol/202002070007.aspx
習近平は「初動対応の反省をして」いないし「異例」でもない
http://bit.do/fsqBp
香港、大陸からの渡航者を全員隔離へ 新型ウイルス
https://www.bbc.com/japanese/51395695
新型ウイルスで「深刻な」病床不足 中国当局が警告
https://www.afpbb.com/articles/-/3266929
「感染拡大防ぐ機会逃した」 清華大教授が習指導部批判
https://www.asahi.com/articles/ASN257HTQN25UHBI04B.html
駐日中国大使「武漢肺炎、勢いを食い止められていない」…駐韓中国大使の主張を覆す
http://bit.do/fsqzA
武漢で見た「肺炎患者」のあまりにも悲惨な現実
https://toyokeizai.net/articles/-/328875
習近平中国主席、1週間姿を見せず 憶測呼ぶ
https://www.epochtimes.jp/p/2020/02/51453.html
中国・習主席が消えた!? 識者「1週間近く顔を見せず…おかしい」 ネットでは“せき”動画も拡散
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200205/for2002050008-n1.html
新型コロナウイルスのワクチン開発で大きな進展=英スカイTV
http://bit.do/fsqxL
ミクロネシア、日本から直接入国禁止 新型肺炎で「非常事態宣言」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020020500312&g=int
WHO、また「中国人の入国禁止は不必要」…中国を背負って当選した事務局長のせい?
https://s.japanese.joins.com/Jarticle/262201
新型肺炎、中国指導部が対応の「欠点と不足」認める 死者増加
https://www.bbc.com/japanese/51367258
新型コロナウイルス感染爆発で露呈した中国政府の病い
http://bit.do/fsqvS
韓国の大学、帰省した中国留学生の復帰とまもなく始まる新学期で“非常事態”
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/35646.html
中国・湖南の医師、過労死 肺炎患者急増で人手不足
http://bit.do/fsqu7
「新型ウイルス感染でゾンビ化しない」マレーシア保健省がデマ否定
https://www.afpbb.com/articles/-/3266374
規格外マスクの寄付は有害無益、新型ウイルス対応の妨げに
https://www.afpbb.com/articles/-/3266565
展示施設をベッド数千床の病院に改造、10日で建設の病院も稼働 中国
https://www.afpbb.com/articles/-/3266704
新型ウイルス、早期に警告しようとして口止めされた中国人医師
https://www.bbc.com/japanese/51366940
マカオ政府、カジノを半月間停止 関連企業に感染者
http://bit.do/fsqsN
新型コロナウイルスをはじめて通報した医師 当初「嘘のうわさ」と批判される
https://jp.sputniknews.com/asia/202002047072745/
習近平指導部、対応の誤り認める 新型肺炎で初動に遅れ
https://this.kiji.is/597064396872615009
新型肺炎 今後1週間~10日間が山場=韓国政府対策本部長
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200203000800882
ドローンで空中から監視、マスク着用を住民に呼び掛け 中国
https://www.cnn.co.jp/tech/35148804.html
ロシア、独救援機の着陸許さず
https://this.kiji.is/596515969970701409
武漢から遠く離れた温州も都市封鎖、買い出しは「2日に1度 各世帯1人」中国
https://www.afpbb.com/articles/-/3266320
【地震/噴火 頻発】
火山もないのに…火を噴く地割れ 中国シルクロードで見つかる
https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/3/33010.html
インドネシア・ジャワ島沖でM6.2の地震 日本への津波の心配は?
https://web.smartnews.com/articles/hBgHQLfkLT8
東京・西之島、5秒間隔で噴火 噴煙は最高の2700メートル
https://www.47news.jp/4491514.html
現代時評《デマに惑わされるな!差別を助長するな!》山梨良平
阪神大震災や東日本大震災などの大災害を経験し外国から暴動も何も社会不安になるようなことを起こさなかったことを称賛の的だった我々。ところがそのうちの一部だろうが、今回の新型ウイルスに関しては、ちょっと様子が違った。デマが飛び交っている。それも無責任なデマが・・・。ここではどのようなデマかは書かない。むろん誰しも死に足る危険のある新型ウイルスは恐ろしい。かく言う筆者も同様の思いだ。
韓国の話に飛ぶ。中国・武漢からチャーター機で帰国した人々は忠清南道牙山の警察人材開発院と忠清北道鎮川の国家公務員人材開発院に14日間隔離収容されて経過観察される。これらの人々を迎える牙山などでは反対運動も起こっている。
しかし一部住民がフェイスブックなどのSNSを中心に「我々が牙山だ(#We_are_Asan)」という帰国者歓迎運動を繰り広げ、注目を集めているというのだ。「一方の記事だけを見て各種のSNSに牙山と鎮川(チンチョン)を誹謗する書き込みが溢れており、牙山市民として心が痛む。私のように武漢からの帰国者を歓迎する牙山市民も多いということを示したくてこのようにメッセージ・リレーを始める」とメッセージを書き込んだEさんは語った。
そして「恐怖の中で震えていたはずの帰国者たちを温かく歓迎しよう。一緒にやってくれたら、牙山市民と鎮川郡民、武漢からの帰国者にとって大きな力になる」と付け加えた。
(この項ハンギョレ新聞 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/35619.html)
WHO推奨の個人ができる対策があったので紹介する。
コロナウイルスは、飛沫感染(つばや咳)や接触感染によって拡散していることが分かっている。咳やくしゃみなどの飛沫が直接口に入ることで感染するケースや、ウイルスが付着したドアノブなどを触った後に、手で口元や鼻をこすったり、あるいは食べ物を手でつかんで食べたりして感染する場合などが考えられる。
日常生活の中で、多かれ少なかれウイルスが手についてしまうのはしょうがない。だからこそ、手についたウイルスを体内に取り込むのを防ぐために、まずは石鹸などを使った手洗いの徹底が第一の対策といえる。日本では、対策としてまずマスクをつけることが推奨される場合が多い。マスクによって鼻や口元を触りにくくなったり、くしゃみなどをしたときに飛沫が飛び散ることを防いだりできることは確かだが、マスクはエチケットとしての側面が強い。
(https://www.businessinsider.jp/post-206544)
マスクが品薄だといわれている。マスクは自分からの飛沫が飛び散ることを防ぐ。つまり周りにまき散らさないためのもの。買い占め無いようにしたい。それはハンカチや腕などで代用できる。それよりも手を十分に洗うことが重要と言われている。再認識したい。
次にデマ対策だが、SNSなどで出所不明の情報を安易に信じたり、拡散したりは絶対に避けたい。その情報が正しいものかどうか、例えば新聞やテレビなど信頼できる情報を発表しているマスコミや市町村、国の機関のHPなどで確認するだけの余裕を持ちたい。むろんそれでも間違いは起こる。その時は直ちに訂正したいものだ。
こんな時こそ冷静に対処したいものだ。そうでないと1923年関東大震災時の朝鮮人虐殺事件の二の舞に陥る。
新型肺炎を巡る世界の主な報道ダイジェスト
2020-1-31 現在
【新型肺炎】
新型肺炎による武漢の死者が204人に拡大=グローバル・タイムズ
中国 湖北省「患者が臨時診療所に滞留」中国メディア
新型肺炎の予防、高価なマスク必要?
「濃厚接触」の定義とは?
チャーター便運賃8万円を公費負担へ 安倍総理が表明
北朝鮮「国家存亡にかかわる」 感染の疑いは隔離
高須院長、感染者拡大の新型コロナウイルスへの対策に「政治の力でできることをしない日本の政治家に失望しつつあります」
飛行中の「行き先変更」で武漢へ、湖北省の94人乗せた吉祥航空便
中国 感染の恐れで武漢から帰郷者に行き過ぎた行動
新型肺炎、WHOが「緊急事態」を宣言
新型肺炎で「東京五輪中止」情報、なぜ拡散?
新型肺炎、「緊急事態宣言出すな」 中国が圧力と仏紙報道
新型肺炎、第2便26人入院 陰性でも2週間宿泊要請
中国で無症状者から集団感染…第3次感染事例も
「新型肺炎を止めろ」ロシアが国境閉鎖…米国は20の空港で検疫
新型コロナウイルスはコウモリ由来? だとしても、悪いのは中国人の「ゲテモノ食い」ではない
韓国で新たに2人の新型肺炎感染確認 うち1人は3人目患者と接触
新型ウイルス、世界は「警戒が必要」とWHO 死者170人に
ロシア、中国との国境閉鎖へ 新型コロナウイルスで
現代時評《25回目の鎮魂》片山通夫
四半世紀前の1月17日、巨大な地震が淡路島、神戸そして大阪を襲った。早朝のことだった。そう、阪神淡路大震災と名付けられた地震である。筆者は当時ある病気でドクターストップがかかっていて、激しい運動(例えば走ること)などは禁じられていた。テレビや新聞で伝えられる惨状を見るにつけ、知人の安否などが気になっていたが、ペットボトル一本届けることができなかった。
筆者だけではないだろう。そんな思いの人々が日本、いや世界中におられたことと思う。以来、筆者はこの日に日本にいる限り、神戸を訪れることにしている。
特に何もするわけではないのだが、これは筆者なりの鎮魂の表現である。
鎮魂そして合掌
お詫び
- 新年早々に風邪をひきました。メールマガジンの発行やサイトの更新は出来そうにありません。ご了承下さい。
新年のご挨拶:609studio 片山通夫

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2020年 元旦
現代時評《中村哲医師とハンセン病》井上脩身
NGO「ペシャワール会」の医師、中村哲さんが12月4日、アフガニスタン東部で銃撃を受けて亡くなった。この悲しい報道で、中村さんが1992年、毎日国際交流賞を受賞したさいの記念講演が私の脳裏によみがえった。当時パキスタンでハンセン病の治療に当たっていた中村さんが「ハンセン病への偏見は近代化に応じて強くなる」と述べたことが、強く印象として残ったのだった。中村さんが非業の死を遂げる1カ月近く前の11月15日、ハンセン病家族補償法が参議院本会議で可決した。我が国が近代国家になって以降、ハンセン病の患者とその家族が偏見、差別にさらされてきた歴史を重ねると、中村さんの指摘は差別の本質を鋭く射抜いているように思える。中村さんは後に用水路を引くなどの灌漑に全力を傾注。今回の事件にともなって、新聞やテレビではその功績業をたたえる報道が目立った。そのことに異存はないが、ここでは中村さんのハンセン病への取り組みを振り返りたい。中村さんが敢えて苦難の道に分け入った動機が近代への懐疑にあるように思うからである。 “現代時評《中村哲医師とハンセン病》井上脩身” の続きを読む