現代時評《しっかりしなよ、岸田さん。未解決の問題が山積なのに。》山梨良平

時事通信が伝えた。《改憲「自民党総裁として実現」 岸田首相、国会で異例の言及―施政方針演説》と。つまりはこの9月(自民党総裁任期)までに首相は改憲したいと意思表示を施政方針演説の中で言及した。 “現代時評《しっかりしなよ、岸田さん。未解決の問題が山積なのに。》山梨良平” の続きを読む

エッセー《四文字熟語が世界を暴く009》山梨良平

七転八倒(しちてんばっとう)苦痛のため、のた打ち回ること。しちてんばっとう。
⇒現在の自民党の様。特に安倍派の面々。「安倍死して混乱を残す」。そういえば石川のキングメーカー自認のお方、近頃表に出てこないのはなぜ?

鶏口牛後 (けいこう-ぎゅうご)大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。▽「寧むしろ鶏口と為なるも、牛後と為なる無なかれ」の略。
⇒「大」自民党のアタマは無理でも「派閥の長」程度だったら・・・。

エッセー《四文字熟語が世界を暴く008》山梨良平

近頃の政治家などに欠けること。

温故知新(おんこちしん) 古いこと研究し新しさ知る。古きを訪ねて新しきを知る。しかし最近の政治家は目新しいことばかりを狙っているようだ。「健康保険証のデジタル化」などと己の能力不足を棚に上げて・・・。

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)目的達成へ苦労に耐えること。安直な政治家も多い昨今、このような方は政治家の鏡。。

エッセー《四文字熟語が世界を暴く007》山梨良平

自業自得(じごうじとく) 自分でした(悪い)事のむくいを自分の身に受けること。
⇒昨今の政治家の様を指す。特に自民党安部派とそれに追随する連中の醜いこと。また社会の木鐸たるべきマスコミが・・・。
あえて註:社会の木鐸とは、世の中を教導し、正す人。社会の指導者。多く、新聞記者を指していった。彼・彼女たちもまあ行ってみれば腑抜けだな。

エッセー《四文字熟語が世界を暴く006》山梨良平

【森羅万象】 しんら-ばんしょう
⇒天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。▽「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。「万象」は「ばんぞう」「まんぞう」とも読む。

神は森羅万象を引き受けてくれるというが、この度の元日に起こった「能登半島地震」や翌二日の羽田空港の日航機衝突事故、はたまた政治家の「不起訴」に流れる東京地検などを見ていると・・・。

現代時評《国土強靭化計画と災害救助隊》山梨良平

東京消防庁が誇る大規模災害の切り札 スーパーアンビュランス

大規模災害で多数の傷病者が発生した場合に災害現場で応急救護所として活用する車両がある。特殊救急車(スーパーアンビュランス)と呼ぶ。我が国には東京消防庁が1台保有するだけらしい。またその価格は一億円弱と言う。人命救助に活躍するはずのこの特殊救急車がたった一台しかないという心もとさ。筆者は消防行政にはまったく素人だが、この自然災害国日本で、このような救急車が東京にたった一台と言う行政の貧困に驚く。
貧困と言えば未だにこの災害国日本で避難所(たいていの場合避難所は体育館)には段ボールしかないという現実。また大阪の「万博と災害派遣は二者択一ではない」と言う知事。人命と万博を比するのもおこがましい。災害救済が唯一無二の選択だろうに。

少し調べてみた。私たちが時折街で見かける救急車はトヨタでは「ハイメディック」、日産では「パラメディック」と命名されているこれらの調達価格は1台約1400万円らしい。一方先に述べた特殊救急車だが、2023年7月現在、特殊救急車と類似の車両として京都市消防局には「高度救急救護車」が、日本赤十字社熊本県支部には特殊医療救護車「ディザスターレスキュー」がそれぞれ一台配備されているようだ。しかしこの特殊救急車が今回の地震のような場合、どれほど活躍する場面があるかは筆者にはわからないが報道を見る限り、この特殊救急車は出動していない。

所でこのような場合、おなじみの自衛隊が救援に駆けつけるのだが、基本的には当該知事の出動要請があって初めて活動するらしい。みだりに市民生活に介入することは厳に慎むという姿勢なのだろう。しかしことは急を要する場合が多い。しかし自衛隊が物々しく移動するのもあまり気持ちのいいものではない。それはともかく岸田内閣は今後5年間の防衛費の総額を43兆円とした。この防衛予算を「外交能力の強化」と、災害救助隊の創設につぎ込めば、自民党の好きな「国土強靭化計画」にもマッチするのではないだろうか?

現代時評《新しい年雑感》山梨良平

東福寺本堂 蒼龍図 日本画家の堂本印象作。

あけましておめでとうございます。
穏やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。

なんでも今年は龍年だとか。龍は古代中国の神話で神獣とされていて、天子ののシンボルだったそうです。また四神(青竜、朱雀、白虎、玄武)のひとつで、水中に棲みれ、そのなき声で嵐や雷雲を呼び、竜巻となって昇天し、飛翔する。その姿は角は鹿、頭は駱駝、目は鬼、身体は蛇、腹は蜃(想像上の動物)、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ており、長い髭をたくわえ、あごの下に1枚だけ逆さに生えた逆鱗(げきりん)があり、この逆鱗に触れられるのが大嫌いだとか。
よくも想像上の龍に事細かな特徴を描いたものだと筆者などは感心することしきりである。
我々庶民は師走には正月を迎える様々な準備をし、年が明けると「おめでとうございます」と新しい年を寿ぐ。龍を頂く古代中国の天子様もやはり新年をお祝いされたと推察するする。翻って我が国の天皇家や他の皇族方もやはり古式にのっとったお祝いをされるだろう。つまり身分の高い方々から、我ら庶民に至るまで「新しく来た年」をそれぞれにあった形でお祝いをし、この一年の幸多かれを祈るお正月なのである。

しかしやはり気になるのが自民党の安部派に代表されるキックバック(筆者はこの言葉で誤魔化そうとするマスコミは容認しがたい)問題を抱える政治家どもには新しい年をどのように過ごしているのか、いささか気になる。また法律には疎いのだが、やはりこんな連中は逮捕する必要があるのではないかと考える。この正月、懲りない面々を拘置所で過ごさせることも「体罰」じゃないけど必要だと感情的に思うのだ。

新しき
年のきたるを信ずと言う
われの言葉に嘘はなけれど    石川啄木

◆◇現代時評《公金チューチュー》山梨良平

先頃、東京新聞が《杉田水脈氏、アイヌ事業関係者を「公金チューチュー」とやゆ 政務官辞任は「謝罪するのが嫌でやめた」》とする記事を掲載した。この記事には驚いた。つまりまともな日本語で読むと言葉通り「謝罪はしない」と言うことだ。「ここで謝っても謝らなくてもすでに辞任した後だから」という開き直りにとれる。つまり反省も言い訳もないわけだ。
今のところ、法的には差別発言を止めることは出来ないようだ。筆者が一連のアイヌ民族に対する杉田氏の発言は単に「彼女自身の自己満足」に過ぎないのではないかと考える。
(みんなの党→) (日本維新の会→) (次世代の党→) (日本のこころを大にする党→) (日本のこころ→) そして自由民主党(安倍派)と公党を渡り歩いた結果、「公金チューチュー」と言わなくては自民党から干される運命を感じたのか、より過激な発言になったのではないだろうか。そういえば関係ないかも知れないが彼女は呑んで荒れるという情報もあるようだ。もしそうだとすれば可哀そうな人だ。

所で12月1日付の朝日新聞では「安倍派、1億円超の裏金か パー券ノルマ超えを還流 地検が立件視野」(https://x.gd/0fCJR)という記事が載った。パーティ券は公金ではないが、「自民党と言う公党」がなしたことであり、その責任は重大だ。アイヌ事業関係者の杉田氏の言うように「公金チューチュー」どころではない。
杉田氏は安部派。

現代時評plus《軍靴の音が聞こえる!》山梨良平

インターネットから

突然、現地時間10月7日パレスチナ・ガザ地区のハマスからイスラエルに対して攻撃が始まった。無論、ロシアとウクライナの戦争は続いている。
ロシアはウクライナがEUやNATOに加盟することを嫌い、ロシア側に引き留める為に、現政権を親ロシア政権をウクライナに樹立・干渉するために攻め込んだ。ところが西側が一致
一方、イスラエルはもともと緊張状態だったパレスチナとのにらみ合いのバランスを崩そうとしたパレスチナ・ガザ地区を実質支配しているハマスが、一方的に先陣を切ったので、現在の状況になった。この遠因にはイスラエルとサウジアラビアの接近があったと思える。
ハマスの後ろにはイランが、その後ろにはロシアがいる。またイスラエル最大の同盟国はアメリカであり、イギリスである。
この図式で考えると、ロシア、中国、北朝鮮をはじめ、アフリカ諸国などのグループとアメリカ、イギリスを中心としたグループのせめぎあいが見られる。そのうえ、中国は南シナ海で覇権を振るって、フィリピンなどと海の領土争いに余念がない。勿論日本も尖閣列島の領有権で中国と対峙している。また、中国は台湾に攻め込むと公言している。

こうなると世界はロシア・中国グループと、アメリカ・西欧グループに分かれてそれぞれの力を誇示し、各地で小競り合いを始める危険が、そのうち両グループの大規模な戦争に発展する気がしてならない。その小競り合いが、ロシアとウクライナの戦争であり、アメリカの代理国・イスラエルとロシアとイランの代理であるハマスの戦いが今始まったばかりだと思える。

無論これらの戦争が人間の英知で避けられることができれば良いのだが、前世紀の例を見てもそれは夢でしかないのかもしれない。

註・ハマス:パレスチナのスンニ派イスラム原理主義、過激派、民族主義組織である。社会奉仕組織「ダワ」と軍事組織「イズ・アッディン・アル・カッサム旅団」を擁する。2006年のパレスチナ立法選挙で勝利し、2007年のガザの戦いの後、ガザ地区の事実上の統治当局となった。

CNN 全記事一覧     https://www.cnn.co.jp/archives/
AFP ウクライナ危機   https://www.afpbb.com/?cx_part=nav
共同 ウクライナ侵攻  https://www.47news.jp/world/ukraine
BBC ロシア・ウクライナ戦争 https://www.bbc.com/japanese/60631515

 

現代時評《人間の器》山梨良平

TVニュースより(日本テレビ)

通常能力や性質からみた、人間の大きさを指して「度量」と言う言葉を使う。
もう何時の頃かは忘却の彼方においてきたが、以前は政治家にも、与野党通じて「広い度量の人物」はおられた。 別の言葉で表現すると「器が大きい人物」を指すのだろう。

しかし昨今の自民党のみならず与野党に度量の広い人物は見当たらない。たとえばこのほど、杉田議員のアイヌ民族を侮辱する表現について、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定していたことが分かった。具体的には「会議室では小汚い格好に加え、チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」と自身のブログの書いたことを指すらしい。彼女は「落選中で一般人だった」と言い訳した。 “現代時評《人間の器》山梨良平” の続きを読む