連載コラム・日本の島できごと事典その133《ヤマネコ》渡辺幸重

ツシマヤマネコ(「対馬野生生物保護センター」サイトより)

日本に生息する野性のヤマネコには、長崎県・対馬(つしま)に棲むツシマヤマネコと沖縄県・西表島(いりおもてじま)に棲むイリオモテヤマネコの2種類があります。どちらもベンガルヤマネコの亜種とされており、ツシマヤマネコは国の天然記念物と国内希少野生動植物種に、イリオモテヤマネコは国の特別天然記念物と国際保護動物に指定されています。 “連載コラム・日本の島できごと事典その133《ヤマネコ》渡辺幸重” の続きを読む

連載コラム・日本の島できごと事典 その132《雨水生活》渡辺幸重

五木の子守唄に「水は天からもらい水」という文句があります。「水は天の都合により天からもたらされるもので地上の人間の都合で得られるものではない」という意味を持っているそうです。水は人間生活にとって欠かせません。山が高く水量豊富な川が流れる島ならともかく、山が低く面積が小さい島では生活用水を得るのが難しく、“離島苦”の一つになっています。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その132《雨水生活》渡辺幸重” の続きを読む

連載コラム・日本の島できごと事典 その131《俊寛僧都》渡辺幸重

硫黄島にある俊寛僧都像

平清盛一族が政権を担っていた平安時代末期の1177(治承元)年に平氏打倒を謀議したとして首謀者が処罰されました。これを「鹿ヶ谷(ししがだに)事件」または「鹿ヶ谷の陰謀」と言います。首謀者の俊寛、藤原成経(なりつね)、平康頼は「薩摩国鬼界ヶ島」に流されました。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その131《俊寛僧都》渡辺幸重” の続きを読む

連載コラム・日本の島できごと事典 その130《島育ち》渡辺幸重

波平暁男「島育ち」のSP盤レコード

島を歌った歌謡曲で私が鮮烈な印象を受けたのが都はるみの「アンコ椿は恋の花」(1964年10月)です。その前年の『第14回NHK紅白歌合戦』では奄美地方(鹿児島県)に関係する歌謡曲が4曲も歌われたことを最近になって知りました。その曲は「奄美恋しや」(仲宗根美樹)、「永良部百合の花」(朝丘雪路)、「島育ち」(田端義夫)、「島のブルース」(三沢あけみ)です。「佐渡の恋唄」(三波春夫)を加えると島の関係は50曲中の5曲を占めることになります。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その130《島育ち》渡辺幸重” の続きを読む

四文字熟語が世界を暴く017《厚顔無恥》山梨良平

厚顔無恥(こうがんむち)厚かましく恥知らず
⇒読んで字のごとく、厚かましくて恥を知らない人物やその様をいう。今を時めく自民党の面々を指す。特に和歌山県選出のS議員。 某大学での入学式でのくだり・・・。

この稿をもってこのシリーズは終了します。あまりにも情けないことばかりで…。。

連載コラム・日本の島できごと事典 その129《自衛隊の島》渡辺幸重

馬毛島に建設される自衛隊基地と施設(「島じまスタンディング」資料より)

第二次世界大戦における“玉砕”の島・硫黄島(小笠原諸島)は旧島民の強い要望にも拘わらず戦後ずっと自衛隊のみが駐留する「自衛隊の島」になっています。全国ではほかにも民間人が住んでいない自衛隊のみ(一部米軍や気象台職員を含む)の島があります。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その129《自衛隊の島》渡辺幸重” の続きを読む