2018カレンダーPhotos:片山通夫

2018年カレンダーに使った写真を紹介したい。カレンダーはLapiz 2017冬号の巻末につけたので、ぜひ見てほしい。
滋賀県近江八幡市安土町に旧伊庭邸がある。設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories、1880年10月28日 – 1964年5月7日)。アメリカ人である。そして彼はメンタームで名高い近江兄弟社の創始者のひとりででもある。

そしてこのカレンダーの被写体になったのは大正2年、建築家ヴォーリズ氏の設計により建築された木造住宅。発注者は住友の総理事で別子銅山の公害問題を解決したことでも有名な『伊庭貞剛』、居住者は安土村村長や沙沙貴神社宮司など勤められ、画家でもあった貞剛の4男『伊庭慎吉』です。洋風の外観を持ちながら、巧みに和風を取り入れたヴォーリズ初期の作品として貴重な建造物。(ウィキペディアから)

 

お断り

新年は1月6日より更新してゆきます。

それまでしばしお休みをいただきます。

大晦日です!

皆様、今年もお世話になりました。
新しい年が皆様にとって幸せな年でありますように・・。
来年もよろしくお願いいたします。

Profile & books

1944年、大阪生れ フォトジャーナリスト
1990-93年、社会主義の崩壊と民主化の中の東ヨーロッパ取材
1999年第二次大戦中日本によりサハリン(旧華太)に残留を余儀なくされた朝鮮人問題に関心を持ち、彼らとその留守家族の歴史と現状を取材。

 

 

写真展
91,92,2000年、韓国
91、92年、ドイツ
92年、ブルガリア
96,97年、フランス
2004年10月モスクワ・ナショナルハウス
2004年12月ユジノサハリンスク・州立郷土博物館
2005年4-5月立命館大学国際平和ミュージアム
2005年6月和光大学
2005年8月大阪・ドーンセンター
2005年11月ー2006年1月北海道立文学館
2009年6-7月 サハリン州立美術館
2017年11月 札幌紀伊國屋書店ギャラリー
その他、国内で多数

写真集・著書
「Image Of Saints」91年刊
「セピア色の世界」96年刊
「北の大地に生きる」96年刊

「サハリン物語」2001年刊

2001年刊苦難の人生をたどった朝鮮人たちの証言
日本人は墓も帰国した-。サハリンに残る戦争の傷跡は、21世紀の今も告発を続けている。戦後、サハリンに取り残された朝鮮人の悲痛な声を丹念に取材した証言集。日韓両国の真の友好を問うサハリン韓人の物語。

写真集「サハリン」2005年刊

​「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」2010年刊

日本統治下の朝鮮半島から樺太の炭坑への出稼ぎを余儀なくされた主人公は、やっと家族と暮らせるようになった樺太から「急速転換」で九州へ移送される。掘進夫としてわき目もふらず働くなか日本は敗戦。予想外の事態に直面した主人公は、ともに九州の炭坑で働いていた長男を朝鮮半島の故郷に帰し、戦後の混乱のなかを仲間と樺太へ向かう。「逆密航」を経てやっと家族と再会した主人公は、戦後のサハリンで世を去る。

​写真集「サハリン逍遥」2017年刊

サハリン在住コリアンの取材で15年間島に通った写真家が自然や人びとの暮らしをおりにふれ撮りためた素顔のサハリン。 かつての日露国境の島・樺太の長い冬と短い夏、そして歴史を感じさせるモノクロ約100カット。
さりげないアプローチでとらえた被写体にユーモラスな文章をそえて。