現代時評plus《自己責任?》山梨良平

世界のあちこちで大地震が頻発している。さきのミャンマーなどの話だ。1000キロメートル離れたバンコクでも工事中のビルが崩壊した。一方我が国の南海トラフの危険性を政府の作業部会が先月31日発表した。南海トラフの被害想定は、「甚大なまま・・・しかし地道な準備で死者はもっと減らせる。必要なのは正しく恐れることだ」と発表した。発生した場合、最大で29万8000人が死亡し、経済的な被害は270兆円に上ると想定した。 “現代時評plus《自己責任?》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus《韓国叩き》一之瀬明

明治時代からだと思うが「韓国叩き」が、我が国では常態化している。その最たるものが、あの関東大震災直後の「朝鮮人虐殺事件」だった。一体なぜ朝鮮人を嫌うのだろうか?同じ東洋人であり隣国であり、江戸幕府時代、1607年から1811年までの間に12回日本を訪れた朝鮮通信使の折には、文人墨客だけでなく学者などもこぞって彼らを歓待したと言われてる。 “現代時評plus《韓国叩き》一之瀬明” の続きを読む

現代時評《「党内野党」首相の役割》片山通夫

「まさか」と感じた方も大勢おられただろう。石破首相の10万円商品券事件である。報道によると「昨年の衆院選で初当選した自民党議員に、同党総裁の石破茂首相が「会食のお土産」として10万円分の商品券を配った」と言う。(東京新聞その他)石破首相は自民党内でも「同志」と言える人が少ないらしい。だからなのかはわからないが、仲間を増やすために国民が主食である米をはじめ生活に必要な食料の高騰に苦しんでいる時に「まさか」である。 “現代時評《「党内野党」首相の役割》片山通夫” の続きを読む

609 Studio】email newsletter 2025年3月11日  No.1198

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【609 Studio】email newsletter 2025年3月11日  No.1198
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世界の話題、LAPIZ編集長・井上脩身氏のコラムなど多彩な話題満載!
なおLapizOnlineは609studioと統合いたしました。また諸般の事情に
よりサハリンの話題は都合により当面休止いたします。 購読無料!
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◆現代時評《トランプ氏の「感謝」を読み解く》井上脩身
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1点の写真画像にわたしの目がくぎづけになった。星条旗にフランス語で「MERCI(ありがとう)」と書きこまれている。フランス北部のノルマンディー米戦没者墓地で撮影、ネットにアップされたもので、フランス国民のアメリカへの感謝の念が見事に表されている。 “609 Studio】email newsletter 2025年3月11日  No.1198” の続きを読む

現代時評《トランプ氏の「感謝」を読み解く》井上脩身

1点の写真画像にわたしの目がくぎづけになった。星条旗にフランス語で「MERCI(ありがとう)」と書きこまれている。フランス北部のノルマンディー米戦没者墓地で撮影、ネットにアップされたもので、フランス国民のアメリカへの感謝の念が見事に表されている。トランプ米大統領は2月28日、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談したさい、アメリカに対する感謝を求め、会談は決裂した。ウクライナ戦争の停戦交渉を進めるうえで、「感謝」を条件にするトランプ氏の発言がなんとも不可解であったが、星条旗の「MERCI」に、トランプ氏の真意を解くカギがあるようにおもわれた。 “現代時評《トランプ氏の「感謝」を読み解く》井上脩身” の続きを読む

現代時評《国家と国民》山梨良平

1931年の満州事変の翌年、関東軍(満州に駐留していた日本軍)が中国東北部につくった満州国と言う傀儡国家の正統性を確保するため、清朝最後の皇帝だった溥儀(ふぎ)を帝位に就かせた。「王道楽土」の建設、「五族(日・満・漢・モンゴル・朝鮮)協和」といったスローガンを掲げたが、実権は日本人が握った。
戦前の軍部は満州国と言う傀儡国家を設立してまで、領土の拡大を望んでいた。 “現代時評《国家と国民》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus【ロシア侵略3年】片山通夫 

「漁夫の利」

今年2月で3年が経った。プーチンのロシアは、北朝鮮からの砲弾・ミサイル、兵1万人(推測)を得て侵攻を継続している。そんな中アメリカの大統領は、ゼレンスキーウクライナ大統領をホワイトハウスに招き会談をしたまではよかったが、外交上あり得ない状況で口論し決裂した。取って返してゼレンスキー大統領は欧州で主要各国と会談し、以下に挙げるような、それぞれの国の首長から支持を得た。 “現代時評plus【ロシア侵略3年】片山通夫 ” の続きを読む