時には文化人スサノオ
【609studio】出雲風土記や古事記や日本書紀に見られるように、出雲は文化が発達した国だった。大陸(中国や渤海)や朝鮮半島という当時の文化の先進国が海を隔ててそこにあるわけだ。そして八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミコト)が「出雲は小さい国だ。どこかの国を縫いつけて大きくしよう」とばかりに、新羅などに綱をひっかけて手繰り寄せた。 “fiction《アマテラスの誤算007》片山通夫” の続きを読む
片山通夫公式サイト photo:宍道湖のほとり
時には文化人スサノオ
【609studio】出雲風土記や古事記や日本書紀に見られるように、出雲は文化が発達した国だった。大陸(中国や渤海)や朝鮮半島という当時の文化の先進国が海を隔ててそこにあるわけだ。そして八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミコト)が「出雲は小さい国だ。どこかの国を縫いつけて大きくしよう」とばかりに、新羅などに綱をひっかけて手繰り寄せた。 “fiction《アマテラスの誤算007》片山通夫” の続きを読む
ヤマタノオロチ
【609studio】出雲の国に神様が集まったのはいつのことなのかはわからないが、いわゆる国つ神が集まったらしいので、相当古くからお集まりになっていたようだ。スサノオが高天原を追い出されて出雲に流れ着いた時には、既にヤマタノオロチが足名椎(あしなづち)、手名椎(てなづち)という国つ神の娘、稲田姫を、ヤマタノオロチの危害から逃れたのはスサノオが、八つの谷と八つの峰を覆う八首八尾の巨龍という特撮怪獣並みのクラスのスケールを持つ大魔獣を退治した。既に足名椎、手名椎という国つ神が出雲の地に住んでいたようだ。この瑞穂の国はもともとは国つ神の棲む国だった。しかし国つ神は天つ神より能力に欠けていてヤマタノオロチの言いなりだった。その怪獣クラスのオロチを退治したスサノオは母・イザナミのいる黄泉の国に行きたいと泣き叫ぶアカンタレでなく、怪獣をも退治する強い紙に変身したのも不思議だが、史実ではそうなっている。きっと稲田姫は相当美人だったのではないかと推察出来る。
不定期・続く
神在月(かみありつき)
【609studio】今一つスケールの大きい話、わけのわからん話がある。出雲の国には「神在月」と言う月がある。出雲以外の国では「神無月」と呼ぶ。旧暦10月、全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月を指す。 “fiction《アマテラスの誤算005》片山通夫” の続きを読む
神迎神事(かみむかえしんじ)
【609studio】出雲大社の西、およそ1キロメートルに「稲佐の浜」がある。夕日が綺麗な浜だ。この浜に弁天島と呼ぶ島がある。古くは「沖御前」といい、遥か沖にあったといわれているが、砂浜が広がって浜伝いに歩いて行けるようになった。
“fiction《アマテラスの誤算004》片山通夫” の続きを読む
もうわかった?「混沌の世界」
【609studio】イザナミとイザナギの男女の神は混沌とした中に放り出された。
そしてわけもわからないうちに、貰った「アメノヌボコ」を、それこそ混沌としっぱなしの「混沌」に差し込み、混沌を固めた。アメノヌボコとは「天之瓊矛」と日本書紀での呼び方で、古事記では「天沼矛」と表記されている。 矛(ホコ)は、長い柄の先に両刃の剣を付けた武器を指す。 “fiction《アマテラスの誤算003》片山通夫 ” の続きを読む
神でさえひとりで生きていた時代
【609studio】この世がまだまだ混沌としていた頃、まだまだはっきりとしない、言ってみればボヨヨーンと神も仏もいるかいないかわからなかった時代の話から始まる物語があった。
「何とかせにゃ」、「わかっとるがな」
神様は上も下も右も左もわからないままに何とか考えをまとめようとしていた。言ってみればやけくその結果、混沌の神様が「誰か下におろして堅めさせよう」と決断した。
「ひとりじゃ誰も行ってくれんじゃろう」
「男と女の対ではどうじゃ?」
「ワシらも一人神じゃて対の神なんてぜーたくじゃ」
しかしこの混沌を何とかせなーならんと言う結論は出ていたので、そこにいた神様みんなで「そーじゃ、そうじゃ」と言った囃子て無責任極まりない決め方で決まった。
不定期・続く
【聯合ニュース】
*韓国捜査機関 史上初の現職大統領拘束=戒厳宣言から43日
ソウル聯合ニュース】韓国の独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」は15日午前、内乱などの疑いで尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を拘束した。
韓国で現職大統領が拘束されるのは憲政史上初めて。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250115002000882?section=politics/index
【ハンギョレ新聞】
*尹錫悦大統領を逮捕…韓国憲政史上初
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/52173.html
【朝鮮日報】
*尹大統領「流血事態を防ぐために不法捜査だが出頭」 国民向け談話全文(1月15日) https://x.gd/72I7O
*韓国共助本部、大統領官邸前の与党議員に「令状執行を妨害すれば現行犯逮
捕」 https://japanese.joins.com/JArticle/328627
*「尹大統領逮捕」2回目執行、官邸前で2時間の対峙の末に内部進入…車壁を
越えた https://japanese.joins.com/JArticle/328645
*韓国警察 約2時間半で大統領公邸に進入=尹氏の拘束令状執行へ
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する2回目の拘束令状の執行に乗り出した警察が15日午前7時半ごろ、大統領公邸の敷地内に進入した。独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」と警察が令状執行のため公邸への進入を試みてから約2時間半が経過している。
*「戒厳は正当」 尹大統領の弁護団、答弁書で「不正選挙」に言及 本人欠席
の弾劾審判初弁論 https://x.gd/HyxEl
*尹大統領の弾劾審判 初の弁論期日は尹大統領欠席で4分で終了
https://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=89183
三瓶山のこと
【609studio】この夏は甲子園で日本全国のファンを沸かした。特に京都国際高校が優勝したこと、今一つは島根県立大社高校が、ひたむきないい試合を見せてくれたこと。新聞報道によると大社の町は湧きに沸いたと言う。高校野球の話はさておき本題に入る。
貧乏性のボクはやはりカメラをポケットにウロウロしている。サハリンへは「ロシアがウクライナに侵攻」してから行けなくなった。その代わりに昔から気になっていた丹波の国に通っている。具体的に言うと出雲(島根県)、福知山(京都府)、丹波篠山(兵庫県)の辺りだ。 “fiction《アマテラスの誤算001》片山通夫” の続きを読む
【609 Studio】email newsletter 2025年1月7日 #1189
──────────────
世界の話題、LAPIZ編集長・井上脩身氏のコラムなど多彩な話題満載!
なおLapizOnlineは609studioと統合いたしました。
また諸般の事情によりサハリンの話題は都合により当面休止いたします。
購読無料!
───────────────
◆●◆ ご挨拶 ◆●◆
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
───────────────
◆現代時評《住みよい町を今年こそ》山梨良平
───────────────
東京新聞を読んでいたら《大量雇い止め訴訟、東京都が「請求棄却」求める 原
告スクールカウンセラー「専門職としての心理職を軽視》と言う見出しの記事が
目に留まった。(https://www.tokyo-np.co.jp/article/375677) “【609 Studio】email newsletter 2025年1月7日 #1189 ” の続きを読む
明けましておめでとうございます。
本年もよろしく御願い申し上げます。
2025年1月1日
昨年から色々考えることが多くなりました。
わが身をめぐる時の流れが、瞬く間と言えるほどの速さに戸惑い、はたまた、今やりかけている写真作品の制作の終わりの見えぬもどかしさ。考えてみれば、80年を生きてきたわけです。当然と言えば当然なのかもしれません。昨年から私が80歳になった記念に纏めだした写真があります。大阪の町や神戸の町などを、私にとっては「新しい感覚」で(ホンマかいな?)撮影したものを纏めております。近場で彷徨いながら撮った写真です。今後Web上で順次掲載してゆきますので是非ご覧ください。
大津絵の筆のはじめは何仏 芭蕉
挿絵は鬼が僧衣をまとっている絵で、慈悲ある姿とは裏腹な偽善者を諷刺したものです。鬼の住まいは人間の心の内にあるということで、描かれた鬼の角は、佛の教えである三毒(貧欲・瞋恚・愚痴)いわゆる人々の我見、我執であると言えます。人は自分の都合で考え、自分の目でものを見、自分にとって欲しいもの、利用できるもの、自分により良いものと、限りなく角を生やします。大津絵の鬼は、それを折る事を教え、鬼からの救いを示唆しているとも言われています。