現代時評《飛鳥時代への思い》片山通夫

 その昔・・・まだ神話の時代のことである。伊弉冉(イザナミ)と伊弉諾(イザナギ)のお話。伊弉冉は火の神様を産んでやけどを負い亡くなって黄泉の国へ行ってしまった。島根県東出雲には黄泉の国への出入り口「黄泉比良坂(よもつひらさか)」がある。伊弉諾は伊弉冉恋しさに黄泉の国へ行ったがあまりにも変わり果てた伊弉冉の姿に驚いて逃げて帰ってしまった。根性なしである。そして筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊を行った際、天照大御神、月読命に次いで鼻を濯(すす)いだときに産まれたと古事記には書かれている。

 その素戔男(スサノオ)だが高天原で大暴れしてついには追放されて地上に降り立った。最初に降り立ったのが朝鮮半島の新羅の国だと日本書紀には書かれている。素戔男は手ぶらで倭の国へ行くのは少し体裁が悪いのか、当時倭の国よりも文明が進んでいた新羅へ降り立って、手土産を見繕った。筆者の憶測だが、まだ弥生時代で青銅器文化しかなかった倭の国に鉄器文化を手土産にしたと思われるのだ。

 当時倭の国は文化的には相当遅れていたと思うのだ。

 筆者は今更ながらだが、司馬遼太郎氏の「街道をゆく」のシリーズを読んでいる。その2巻目に「韓(から)のくに紀行」という巻がある。朝日文庫版の16ページに「大阪はこの原野に人間がほとんど住んでいなかったころ、百済からの移住者がきて拓き、そのころ百済郡という郡さえ置かれた。それが、今の生野区とか、鶴橋、猪飼野あたりらしい」

 ここにいう「百済からの移住者」たちはおそらく新羅に攻め滅ぼされた百済国の人々だったと思う。いわゆる渡来人たちである。

 ところで日本書紀一書(第四)に「素盞嗚尊の行いはひどいものであった。そこで、神々が、千座の置戸の罪を科せられて追放された。この時素盞嗚尊は、その子五十猛神をひきいて、新羅の国に降られて、曽尸茂梨(ソシモリ) の所においでになった。そこで不服の言葉をいわれて「この地には私は居たくないのだ。」と。 ついに土で舟を造り、それに乗って東の方に渡り、出雲の国の簸の川の上流にある、鳥上の山についた。」とある。

 わが国は友好国百済を助けんと唐・新羅軍と白村江で戦ったが完敗。ほうほうのていで逃げ帰った。この時百済人たちも倭国を頼って渡来した。時は天智2年8月(663年10月)のこと。

 つまり日本書紀に書かれている「新羅の国に降り曽尸茂梨(ソシモリ)」というところにいたとなっている。まさか白村江の戦いの最中でもあるまいし、それ以前の時代でもあるまい。というのは、もし百済を助けて「日本が勝っていたら」スサノオは堂々と出雲へ渡ってきたはずである。「この土地にはいたくない」というのは、土船に乗って早々に我が国へ渡ってこなければならなかったからであろう。新羅に負けたからだと思う。

 さて、我々は今、最悪の日韓関係に直面している。古代から朝鮮半島とは浅からぬ関係だったことを思うと、一時の誤りだと思いたいが、近代、特に1900年代からの両国の不幸な関係は一筋縄では解決しそうにない。

 けれど悠久の弥生・飛鳥時代に思いを馳せることができれば、新しい局面を迎えることができるかもしれない。何しろ百済人(渡来人)の血も我々には流れているはずだからだ。

現代時評《嫌韓というブーム》片山通夫

 安部政権があおっているのではないかとも思われるほど昨今のマスコミ、大手紙や週刊誌、特にテレビの「ワイドショー」と称する番組が多い。嫌韓記事や番組のことだ。

 まさに安倍政権への忖度記事や番組のオンパレードだ。

 『週刊ポスト』9月13日号が「『嫌韓』ではなく『断韓』だ 韓国なんて要らない」というタイトルで韓国批判記事を掲載した。

 まさに「嫌韓ブームに乗った」安直な記事なのだ。我が国は過去の過ち、つまり朝鮮(当時)を植民地にして大陸への侵略の足掛かりにした歴史をすっかり忘れてしまった結果が、この「週刊ポストの特集」に代表される嫌韓ブームなのだろう。はなはだしいのはこの記事の中で「ソウルは3日で占領できる」などと書いていることだ。

 いつの間にか、不戦の誓いはおろか、70数年前に戻って「戦争に向かって」突き進む時代になってしまっている。一週刊誌の記事だと侮ってはいけない。大なり小なり、このような風潮がもてはやされる時代になってしまっている。その代表が週刊ポストであり、丸山某が繰り返す「戦争で取り戻す領土」なのだ。

  「戦争は悪である」という意識が薄れてきたのだろう。いったい誰が「ソウルを3日で占領」するのだろう。自衛隊という若い兵士なのか。それとも「週刊ポストの記事にやんやの声援を送ってきた」匿名の読者?戦争や嫌韓をあおっているマスコミの連中?

 いずれも実体のない連中が売らんかなの浅はかな考えで無責任にあおっているだけだろう。

 しかし責任で恐ろしい時代になったものだ。

現代時評《頭を冷やそう》片山通夫

 安倍首相は「日韓請求権協定に違反するなど、国と国とのですね、信頼関係を損なう対応が残念ながら続いている、韓国側が続けているわけでありますが、日本はその中にあってもですね、現在の北東アジアの安全保障環境に照らせば、日米韓の協力に影響を与えてはならないという観点から対応してまいりました」と23日に記者団に語った。

 厚顔無恥とはこのことを言うのだろうか。しかし安倍首相だけのせいにしてはならない。いやできない。安倍に忖度する我が国のマスコミも大きな責任を負わなければならない。マスコミの安倍よいしょ記事に踊らされている大多数の国民のほとんどが「すべて韓国が悪い」との大合唱だ。徴用工問題もGSOMIA破棄も韓国の責任だと言ってはばからない。

 しかし少し待ってほしい。頭を冷やして振り返ってみたい。

本当に韓国政権の韓国人のせいなのか。

 もともとは日本の植民地政策にあったのだが敗戦後も日本は韓国を始め迷惑をかけた国や国民に真摯に向き合ってきたかが問題だ。日本は奇跡的に敗戦の焼け野原から立ち上がっていわゆる経済大国になった。しかしそこには朝鮮戦争(1950年6月25日 – 1953年7月27日)という朝鮮半島を舞台にした過酷な戦争で大儲けした日本があった。

 そこで日本は真摯に歴史に向き合えればよかったのに、経済第一という政策に走った。経済が強くなるといわゆる「札束」で物事を問題を解決しようとする。だから勢い傲慢になる。歴史を金で買う国に落ちぶれたのだ。それも自分に都合のいいだけの歴史を。

 慰安婦問題、徴用工問題をはじめとする日韓の問題はすべてここに起因するのではないだろうか。安倍首相をはじめとする「歴史修正主義者」たちの言動を振り返ってみればいい。彼らは韓国の文大統領や国民の反応や言葉が「ありえない判断」「日韓請求権協定で解決済み」とおうむ返しに行っているが全く「心」が感じられない。それでは相手は心を開くことはない。

 本当にこのままでは軍事衝突の危険もゼロではない。早々に安倍一派の退場を願うばかりだ。

現代時評《虚しさが極まった夏》:山梨良平

靖国神社

 74回目の夏である。この戦争の犠牲者は、植民地だった朝鮮の犠牲者を含むと、350万にのぼる。その他、中国や南方諸島、東南アジアなどを含むと気の遠くなるような犠牲者の数となる。無論、沖縄、広島、長崎を始め東京や大阪などの空襲の犠牲者も忘れてはいけない。

 そんな多大としか形容のしようがない犠牲者を慰霊する74年目の夏が今年の夏なのだ。

そして今を生きる私たちは彼ら、彼女たちの命と引き換えの人生を今歩んでいる。それは、民族、国、住んでいる地域の差こそあれ、まったく同じ犠牲の上に立っているという敬虔な気持ちを忘れてはいけない。

 しかるに安倍首相は時折「日本国民を代表して」あちこちで挨拶を述べる。今年6月23日の沖縄の「慰霊の日」では

先の大戦において、ここ沖縄は、苛烈を極めた地上戦の場となりました。20万人もの貴い命が失われ、この地の誇る美しい自然、豊かな文化は、容赦なく破壊されました。全ての戦没者の無念、ご遺族の方々の言葉に表し得ない悲しみ、沖縄が負った癒えることのない深い傷を思うとき、胸ふさがる気持ちを禁じ得ません。

ところが昨年同日の首相の挨拶は次のとおりである。

先の大戦において、ここ沖縄は、苛烈を極めた地上戦の場となりました。20万人もの尊い命が無残にも奪われ、この地の誇る豊かな海と緑は破壊され、沖縄の地は焦土と化しました。多くの夢や希望を抱きながら斃れた若者たち、我が子の無事を願いながら息絶えた父や母、平和の礎(いしじ)に刻まれた全ての戦没者の無念を思うとき、胸の潰れる思いです。

 この同じような挨拶は誰が書いたのかは知らないが、安倍首相本人ではないことは明白だ。「云々」を「でんでん」としか読めない馬鹿にこのような漢字交じりの文章を書けるわけがない。

 そして昨年の挨拶のコピーは広島でも長崎でも使われたと、もっぱらの評判だ。

 筆者は思う。このように「国民を代表して」慰霊のための挨拶をする場合、コピー然とした挨拶があっていいものだろうか。このような挨拶の使いまわしを平然とする首相の神経を疑う。そして原稿を書いた(はずの)人物が如何に首相を馬鹿にしているかが感じられる。

 8月15日に行われた政府主催の全国戦没者追悼式をみて、政治評論家・本澤二郎氏は次のように述べたと日刊ゲンダイ紙が書いている。

 安倍首相は『歴史と謙虚に向き合う』と口では言いますが、原稿を棒読みしているだけで、まったく心がこもっていない。日本が加害者だったという意識はないのでしょう。侵略ではなく自衛のための戦争だったと本気で信じているのだと思う。歴史に正しく向き合い過去に学ぶ気持ちがないから、隣国に対して居丈高に拳を振り上げる。失政を隠すために外に敵をつくるのは権力者の常套手段ですが、悲惨な戦争の記憶が薄れた国民もそれに安易に乗っかってしまう。非常に危険な最近の風潮です。

 「虚しさが極まった夏」と言える74回目の夏だった。

現代時評《国の矜持》片山通夫

 参議院選が終わった。安倍首相は夏休みとばかりにゴルフ三昧だそうな。まあご自分の小遣いでやられるのはご勝手にだが、戦闘機の爆買いや、外遊のたびのバラマキはもう少し国民の懐具合や生活事情を見てからにしてもらいたいものだ。

 先週の木曜日26日、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員2人を含む26人が重軽傷を負った事件は発生から3年を迎えた。関係者はまだまだ癒されないだろうとおもう。

 そこでふと思った。知的障害者を始め、様々な持った人を抱える家族はおそらく公的なもっと手厚い保護を望んでおられるだろうと。

 もし自分の子供が何らかの障害などをもって生まれたならば、親である自分が生活を共にできる間はまだしも、自分が亡くなった後のことを思えば、いてもたってもおられないと思う。

 我が国の体裁(大国たる見栄??)を考えるなら、戦闘機の爆買いやバラマキは決して良い策だとは思えない。すべての国民が平穏にその人生を終えることができるような政策をとることが、大国の矜持だと思うのだが。

現代時評《参議院選後の地獄がやってくる》片山通夫

 参議院選が終わった。結果はご承知の通り。細かいことはさておき、この後我が国は修羅場を経験するような予感がする。まず対米貿易。5月のトランプ訪日時に日米首脳が会談して「貿易交渉、8月に発表」と彼は話した。

 とりもなおさず安倍は選挙後に持ち越させたわけだ。その選挙が昨日終わった。トランプはこの選挙が終わるのを首を長くして待っていたことだろう。彼の言う「貿易赤字」を解消する機会がやってきたわけだから…。次は自分の選挙だ。国内的に立場を強くしておきたい。ましてイラン情勢が極度に不安定だ。米軍をホルムズ海峡に投入しなければならないかもしれない。しかし戦争は避けたい。米軍に犠牲者が出れば選挙どころの話ではなくなる危険がある。そこでうまいことを考えた。「有志連合」という連合軍の構成である。

 今後安倍は対イランへの融資連合への自衛隊の参加をもくろみ、農作物の輸入に関して大きく譲歩するだろう。その時日本の農家は壊滅的な打撃を受ける。一方自動車の対米輸出はもう作物の関税撤廃とバーター取引のごとく交渉するのではないか。

 参議院選の結果は出た。かろうじて改憲勢力の力はそぐことはできたが、これも薄氷を踏む思いだ。結局死んだふりをした国民が馬鹿を見ることになりそうだ。

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◆現代時評《打ち出の小づち》片山通夫
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 安倍首相が26日に通常国会閉幕に際して会見でこう言い放った。
現行の年金制度維持する考えを示して「打ち出の小づちない」

 これは老後の生活費が2千万円(一説には2千9百万)不足するとされた問題で、国民の年金への関心が高まる中、「負担を増やすことなく、給付だけを増やすことなどできない。年金を増やす打ち出の小づちは存在しない」と述べたようだ。
 
 この男、国民の生活よりも「トランプにゴマをする」、「外交の安倍を気取る」ことにだけ、頭が回るようだ。いったいトランプからいくらの武器を買わされたのか、また用もないのに外国へ出かけて金をばらまいたのか。
 例えば北方領土に関して言えば、まんまとプーチンにしてやられて、何千億だか、上納したようだ。
 ワシントンポストは次のように伝えた。
《北方領土問題を巡る日ロ交渉に関する特集記事を掲載、日本が目指していた20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)におけるロシアとの平和条約大枠合意の希望はついえたとした上で、安倍晋三首相が「2島プラスアルファ」という大きな譲歩をしたにもかかわらず、プーチン・ロシア大統領は逆に態度を硬化させたと指摘。プーチン大統領が日本の経済協力に向けた意欲を引き起こすため、取引が可能との印象を与えてきたとも強調した。》

一方、トランプから買い取った、もしくは買い取る予定の武器の総額はいったいいくらになるのだろうか。その上に日米安保は不公平だと…。この上なお金を引き出すつもりのようだ。

 この男の小づちは外国だけに向いている。原資は国民の血税だろうに。

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◆現代時評《参議院選挙、その後が恐ろしい》片山通夫
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 トランプが天皇の主催する晩さん会に出席して、大相撲を見て、
安倍とゴルフして、マスコミから「安倍首相“おもてなし外交”
に1兆円兵器大人買い 米メディアも批判」とある。「安倍首相
ほどトランプ大統領を喜ばすのに腐心した国家首脳は、他にはい
なかったのではないか」、「日本のリーダーは、最も大切な同盟
関係を維持するためなら、やれることは何でもやるとまでみられ
ている」ワシントンポスト、「安倍首相、おべっかの積み上げ。
 結果はいかに?」、「米中貿易戦争のあおりを日本が受ける可
能性や、北朝鮮のミサイル問題など、課題が山積みである」。  
   AERA.dot http://u0u0.net/QHS8
                  
 日米貿易交渉でトランプが「大部分は7月の日本の選挙の後ま
で待つことになる。大きな数字を期待している」とツイートした。
これは何を意味するかというと、今更ながらの参議院選の争点に
なることを隠すことだ。
 逆に言えば「日本との交渉では大きな進展がある。農業や牛肉
はとりわけそうだ」と交渉が順調に進んでいるとの認識を示した
トランプの交渉上手の勝ち。つまり安倍はまんまとトランプの手
のひらで転がされているわけだ。

 おまけに年金問題がまた持ち上がってきた。麻生という馬鹿な
財務相が得々と口を滑らせた。「2000万円発言」である。金融庁
は「95歳まで生きるには、年金だけでは足りず、65歳からの30年
で、金融資産などおよそ2,000万円を取り崩す必要がある」と試
算した。  

 安倍政権は金融庁のこの報告を選挙前に隠すこと(なかったこ
とにすること)に躍起のようだ。今回の「年金じゃ足りない」発
言をめぐっては、首相周辺から、参議院選挙への影響を危惧する
声が上がっているというわけだ。

 私たちは、あまり期待できない野党を当てにするよりも「安倍
政権を崩壊させる(引きずり下ろす)」ことに力を注ぐことにし
たいものだ。

 それには来月行われる参議院選で、変な話だが、当てにできな
いけれども野党の候補を圧勝させることだ。ここでは残念ながら
野党の力を借りなければならない。しかしとりあえず安倍を退陣
させることができれば、次の政権に注意を喚起させることができ
る。

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【609 Studio】email newsletter >2019年6月11日 No.909

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◆現代時評《暴走・逆走感知システムの開発を急げ!》片山通夫
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 さながら国を挙げてのキャンペーンである。高齢者の運転する車の暴走・逆走事故が後を絶たないからしかたがないのだろ
うが・・・・。

 事故の原因のほとんどが、アクセルとブレーキの踏み間違いだという。勿論逆走は別だか…。

 暴走する車の場合、たいていアクセルとブレーキの踏み間違いが原因だと取れる報道が多い。ならばアクセルを踏み込めば
ブレーキがかかるという仕様にはできないのだろうか。今時の車はほとんどコンピュータ制御で動いていると思うのだが。
 前や後ろのバンパーに障害物を感知するセンサーがすでに取り付けられている。このセンサーとブレーキを連動させて車の
進行方向に障害物がなければ車はゆっくりスタートする。あればブレーキがかかる。もし急激にアクセルが踏まれれば、踏み
間違いだと判断してブレーキがかかるというシステムは、物理的な大改造しなくてもコンピュータの制御でできると思うのだ
が…。

 今一つ、自動運転だのなんだのという前に逆走しようとする車にも同様のシステムで逆走する車の侵入は止められると思う
のだが…。ETCのシステムで料金ばかり取ること考えないで、逆走車にブレーキをかけるもしくはアナウンスさせるくらい
簡単だと思うのだが…。

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