モノローグ《もう遅いとは思いたくない》&路傍の風景

「新型コロナで戦略物資になった医療用マスクで日本は大きく出遅れた」
これは5月11日(月)のニューズウイーク電子版に載った記事のタイトルである。
そして日本は中国にそれを依存しようとしていると危惧して「それでいいのか」と説く。医療用のマスクが外国に依存するというのは、なるほど、非常に危険な話だ。特に今のような切羽詰まった状況では。

しかしことはそう単純な話ではない。やれグローバル社会だ、国際分業だ、いやそれよりもコストが安い中国は世界の工場だ云々と言ったのはだれか。それを、その政策を推し進めようとしてきたのはだれか。食料を売り渡し、今また種子を、水資源を国際社会に売り渡そうとしている輩がいる。もうそろそろ目を覚まさなければ取り返しのつかない事態に陥る。もう遅いのかもしれないが。

【609 Studio】email newsletter> 2020年5月12日 No.950

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現代時評《何をかいわんや?》片山通夫

凍ったロープ

いや もう7年になるという。彼はその間、選挙で勝ち続けてきた。その原因は勿論ある。国民は「政治に無関心」だったり「寛容の精神」で彼を許したりしてきた。選挙に行かない国民、突出する首相夫人の言動に驚くだけ、つまり国民は彼ら夫婦の言動をほとんど見過ごしてきた。国会で野党が糾弾しようにも、マスコミを懐柔してきた安倍首相には一切答えなかった。何しろ、日本特派員協会や日本記者クラブでの会見などは、7年の間一切出席したことがなかったといわれている。 “現代時評《何をかいわんや?》片山通夫” の続きを読む

モノローグ《台湾事情》&路傍の風景 片山通夫

WHOの総会が近々始まるという。台湾はこのコロナ騒ぎで目覚ましい活躍ぶりだ。世間ではこのウイルスは中国・武漢市が発祥だとか。それかどうかはともかく、国連からはじき出された台湾は中国を意識して早期に抑え込んだ。そして世界の国々を味方にしてWHOの総会に参加する意向が強い。面白くないのは中国、WHOの事務局長を取り込んで・・・。しかし世界の主だった国が台湾の参加を支持しているのが中国には面白くない。

モノローグ《ふと思いついたこと》&路傍の風景

廃校とその教室

アベノマスク。466億もかけるなら、その資金でマスク工場や医療従事者用の防護服などを生産する工場を作り、そこで仕事がなくなった人たちに生産依頼すればいいと思う。
学校の廃校など工場用地は地方にいくらでもありそうだ。ただし利権はついてないぞ!念のため

モノローグ《信じられる言葉》&路傍の風景

結界:古神道である神籬や磐座信仰は、神の依り代であるとともに、その鎮守の森や森林や山や海や川や岩や木などは、禁足地である場所も多く、神域や常世と現世の端境を境界線を示すために、神社・寺院などの境内や建築物では意図的に段差を設けたり、扉や柵、鳥居や注連縄などを用いる。古神道や神道において、一定範囲の空間に設定されたタブー(禁足)を視覚化したものとも言え、それは聖なる領域(常世)と俗なる領域(現世)という二つの世「界」を「結」びつける役割をも持つ。

世の中には聞いてすっと心に響く言葉とそうでない言葉がある。先ごろ来のコロナウイルス騒ぎの中で各国の首長が国民に向かって様々な言葉で話しているのを聞いていると「なるほど!」と思わずうなずくときがある。ドイツのメルケル首相が国民の前で話した内容は安倍首相が記者会見で話した内容とほぼ同じだ。要はコロナウイルスに対して冷静にしかし我慢して政府の協力してもらいたいということだ。
しかしながら国民にまっすぐ向かって話すメルケル首相と、おそらく官僚の書いた原稿を読み上げる安倍首相との差は歴然だと感じた。つまり原稿を読むだけの安倍首相のスピーチは心を動かされなかったということだ。信じられる言葉を聞きたかったと思う。

モノローグ《中国共産党にストップを》&路傍の風景

目覚ましい成績を上げている。対新型コロナウイルスへの戦いである。ニッキー・ヘイリー前米国連大使は23日、台湾の世界保健機関(WHO)加入などを求める署名活動をインターネット上で立ち上げた結果、7万7000人超が署名が集まった。その件数は増え続けており、目標とする10万人に迫っている。

台湾は中国の妨害でWHOをはじめ国連に加盟できていない。ところが今回のコロナウイルスのへの対応で世界から絶賛を浴びている。発端は昨年末のこと、まだ世界がこのようなことになるとは気が付いていないときに「人から人へ移る」とWHOへ連絡したが無視された。

台湾の貢献は称賛に値すると国際的な支持を得て、今回の署名活動につなったというわけである。

モノローグ《無駄な費用を・・・!》&路傍の風景

光明がうっすらと見えてきた?

時折目にするニュースに東京オリンピック開催のことがある。IOCのホームページに、安倍首相が3000億円だかの費用負担を了承したとか。慌てて政府はそんな合意はないと打ち消しに必死。IOCのページからはその項が消えた…。

vアベノマスクを全国の世帯にばらまく予算が466億円。ところが不良品続出で、配布を中止しなければならなくなった。商社などは全品引き取る羽目に陥ったことは言うまでもない。すると24日の官房長官の記者会見で「実は90億円しかかからない」って話。
安倍首相と溝があるかに見える菅官房長官のパドルなのかも知れない出来事だった。ただ筆者が知っている限り、25日朝現在国内マスコミはこのことを伝えていない。このことを伝えたローター電を読んだSNSの投稿者が盛んに伝えているだけである。

凋落の一途を辿る安倍首相。まともなアドバイザーを持っていないようで、マスク二枚で「全国民に布マスクを配れば、不安はパッと消えますから」。首相にそう進言した馬鹿な官僚がいたようだ。
でたらめな予算の使い方が発覚したこの一件が発端となって安倍内閣は瓦解する可能性が高くなってきた。
己が命と引き換えになるかもしれないコロナウイルスとの戦いにまで、国家予算をごまかす政府を正さなければならないことは明白。

それでもなお死ぬ危険を承知で安倍政権を支持しますか?

モノローグ《奢る安倍は久しからず》&路傍の風景

満開の桜

もうアベノマスクには悲しいとしか言いようがない。

《466億円もの血税を投入した「アベノマスク」に国民や海外メディアの批判が集まっている中で、妊婦向けマスクに続き、全戸配布用のマスクについても、虫や髪の毛の混入やカビ付着などの不良品報告が相次いでいることが判明。政府関係者からの情報を毎日新聞が報じた。》

凋落(ちょうらく)という日本語がある。読めないかもしれない安倍政権のトップのためにひらがなも併記する。
凋落は主に比喩的な「落ちぶれる」「衰える」の意味で使われる。例)凋落の一途を辿る
一時的に栄えても、必ずいつかは落ちぶれることにも使われる。今に見る安倍政権のように一事が万事、うまくゆかない場合によくみられる現象をいう。コロナウイルスの猛威の前に凋落し始めた安倍政権。しかし決してそれはコロナウイルスのせいではない。単にきっかけだ。 奢った安倍首相に責任がある。

考えてみれば、平氏が滅亡したのは壇之浦。山口県の海だ。安倍首相の選挙区は山口4区だ。そして4区は下関市と長門市、おまけに壇之浦は下関市。

何か因縁を感じる。

モノローグ《フェイクニュース》&路傍の風景

フェイクニュースという言葉がある。ネットの世界ではこのフェイクニュースがはびこっているので、注意する必要がある。特に安倍政権をはじめ政治家、与野党、マスコミなどの言動には十分注意する必要がある。

例えば安倍首相が4月13日に開かれた自民党役員会で、新型コロナウイルスへの対策について、「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」と語った件。

木津川の流橋

マスコミはそのまま垂れ流した。首相も官邸も自民党もそしてマスコミもそのままスルーしたと記憶している。これは真っ赤な嘘である。つまりフェイクなのだ。それを批判なしにそのまま垂れ流すマスコミもマスコミだが、イケシャーシャーと話す首相の見識を疑う。

モノローグ《金正恩で大騒ぎ》&路傍の風景

近所の神社で

昨日からCNNが蒔いた種だろうけど、北朝鮮の金正恩氏の動向が大きな話題になっている。「北朝鮮の金正恩氏、手術を受け重篤の情報」というニュースだ。

しかし今朝になってかなり沈静化してきている感がする。大きくは韓国の大統領府が否定したことによる。いずれにしても情報の少ない国だ・・・・。もっとも最近の安倍政権も大同小異なのかもしれない。466億ものお金を使って買ったマスクの出来に問題があるのにどこから買ったのかはっきりできないようだから。都合の悪いことは隠ぺいする体質はかの国並みだ。