現代時評《新しい年雑感》山梨良平

東福寺本堂 蒼龍図 日本画家の堂本印象作。

あけましておめでとうございます。
穏やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。

なんでも今年は龍年だとか。龍は古代中国の神話で神獣とされていて、天子ののシンボルだったそうです。また四神(青竜、朱雀、白虎、玄武)のひとつで、水中に棲みれ、そのなき声で嵐や雷雲を呼び、竜巻となって昇天し、飛翔する。その姿は角は鹿、頭は駱駝、目は鬼、身体は蛇、腹は蜃(想像上の動物)、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ており、長い髭をたくわえ、あごの下に1枚だけ逆さに生えた逆鱗(げきりん)があり、この逆鱗に触れられるのが大嫌いだとか。
よくも想像上の龍に事細かな特徴を描いたものだと筆者などは感心することしきりである。
我々庶民は師走には正月を迎える様々な準備をし、年が明けると「おめでとうございます」と新しい年を寿ぐ。龍を頂く古代中国の天子様もやはり新年をお祝いされたと推察するする。翻って我が国の天皇家や他の皇族方もやはり古式にのっとったお祝いをされるだろう。つまり身分の高い方々から、我ら庶民に至るまで「新しく来た年」をそれぞれにあった形でお祝いをし、この一年の幸多かれを祈るお正月なのである。

しかしやはり気になるのが自民党の安部派に代表されるキックバック(筆者はこの言葉で誤魔化そうとするマスコミは容認しがたい)問題を抱える政治家どもには新しい年をどのように過ごしているのか、いささか気になる。また法律には疎いのだが、やはりこんな連中は逮捕する必要があるのではないかと考える。この正月、懲りない面々を拘置所で過ごさせることも「体罰」じゃないけど必要だと感情的に思うのだ。

新しき
年のきたるを信ずと言う
われの言葉に嘘はなけれど    石川啄木

現代時評《裏金パーティーとジャーナリズム》井上脩身

在京新聞社の社会部長が選ぶ今年の重大ニュースのトップに「自民党の派閥パーティー券問題が選ばれた。師走のあわただしいなか、政治資金パーティー収入の裏金疑惑で政界が激震、安倍派の4閣僚が更迭されたうえ、東京地検特捜部が捜査に乗り出したのだから、今年一番のニュースになるのも当然であろう。ちなみに2位は「ジャニーズ事務所、性加害認め謝罪」である。この二つのニュース相互には何の関係もない。しかしジャーナリズムとしては共通する重大問題をかかえる。ともに、深刻な疑惑があることが明るみに出ているのに、マスコミが調査・報道を怠ってきたという点である。各社の社会部長としてすべきことは、自社のニュース感覚の鈍さへの猛省であろう。 “現代時評《裏金パーティーとジャーナリズム》井上脩身” の続きを読む

現代時評《身を捨ててこそ・・・》片山通夫

闇金の温床と化した派閥と言う魔物はそのまま引き継がれるらしい。臨時国会が終わって、検察が検察らしい基準、言い換えれば国民目線で捜査できればいいのだけれど、果たしてどうなるのか。マスコミは全国からの応援も加えて100人体制で捜査にあたるなどと報じているが・・・。

岸田首相は安部派の議員を外して再出発する。安倍派のみをターゲットにした改造は異例の政治手法だと思う。その結果、安部派から不協和音が聞こえる。ここは一番、潔く国民の審判受けるべきではないか。岸田首相がこのまま任期いっぱい努めて有耶無耶にすれば、最悪は安部派の復活だ。それを止める為の度量は岸田首相にはないと見た。焦って、もしくは安部派に脅かされる結果、解散総選挙となり、その結果自民党が惨敗して、安部の亡霊も同時に惨敗させることが出来れば岸田首相にとってあまり不名誉なことではないと見る向きもある。野党と組んで自民党を分裂させて見ると新しい世界が開くことになりはしないか?岸田首相、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと言う言葉もある。この期に及んで中途半端な対症療法では生き残れないし日本の為にもならない。

現代時評《金の亡者か、小学生か?》片山通夫

「カネの亡者」と言う言葉がある。辞書などによると「金に目がくらんでしまった人」とか「金の奴隷」という。要するに金を手に入れようと必死になっている人々を指す。
見ていると憐れだ。ところが自民党の政治家の中には憐れどころか人の上に立って「ブイブイ」言っている人々も多い。表向き有権者の手前、腰は低そうだが、大抵そっくり返って歩いている。金を求めて…。 “現代時評《金の亡者か、小学生か?》片山通夫” の続きを読む

新聞スクラップ020《二階派も1億円超の収入不記載か》朝日新聞

記事:二階派も1億円超の収入不記載か パー券ノルマ超え 地検が立件視野
記事:・・・最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)のほかに「志帥会」(二階派)も、所属議員が販売ノルマを超えて集めた分を、派閥の政治資金収支報告書の収入に記載しない運用をしていた疑い・・・
https://www.asahi.com/articles/ASRD261YPRD2UTIL009.html?iref=comtop_7_02

新聞スクラップ019《北朝鮮・偵察衛星》時事通信

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記事⇒北朝鮮、偵察衛星の運用開始 「戦争抑止力、より確固に」【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、国家航空宇宙技術総局の平壌総合管制所に設置された偵察衛星運用室が2日に任務に着手したと伝えた。

 

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023120300167&g=prk

◆◇現代時評《公金チューチュー》山梨良平

先頃、東京新聞が《杉田水脈氏、アイヌ事業関係者を「公金チューチュー」とやゆ 政務官辞任は「謝罪するのが嫌でやめた」》とする記事を掲載した。この記事には驚いた。つまりまともな日本語で読むと言葉通り「謝罪はしない」と言うことだ。「ここで謝っても謝らなくてもすでに辞任した後だから」という開き直りにとれる。つまり反省も言い訳もないわけだ。
今のところ、法的には差別発言を止めることは出来ないようだ。筆者が一連のアイヌ民族に対する杉田氏の発言は単に「彼女自身の自己満足」に過ぎないのではないかと考える。
(みんなの党→) (日本維新の会→) (次世代の党→) (日本のこころを大にする党→) (日本のこころ→) そして自由民主党(安倍派)と公党を渡り歩いた結果、「公金チューチュー」と言わなくては自民党から干される運命を感じたのか、より過激な発言になったのではないだろうか。そういえば関係ないかも知れないが彼女は呑んで荒れるという情報もあるようだ。もしそうだとすれば可哀そうな人だ。

所で12月1日付の朝日新聞では「安倍派、1億円超の裏金か パー券ノルマ超えを還流 地検が立件視野」(https://x.gd/0fCJR)という記事が載った。パーティ券は公金ではないが、「自民党と言う公党」がなしたことであり、その責任は重大だ。アイヌ事業関係者の杉田氏の言うように「公金チューチュー」どころではない。
杉田氏は安部派。

現代時評《袴田事件の空想話》井上脩身

着衣が真正の証拠か捏造かで争われている袴田事件の再審裁判で、検察側は11月20日の第3回公判で、「(捏造というのは)現実性が乏しい空想上の話」と強調。一方、弁護側は袴田巌さんが犯行に使ったとされるクリ小刀について、「遺体の傷と合致しない」と述べ、真実の凶器でない疑いがあることを示した。事件発生から1年2カ月後、袴田さんが起訴されてすでに裁判が始まったなか、突然、5点の着衣が発見されるという不自然さにもかかわらず、検察側は「犯行後みそタンクに隠した」と主張してきた。その通りだとすれば、犯人はなぜ凶器もいっしょに隠さなかったのであろうか。4人も殺した重大かつ決定的証拠であるクリ小刀(刃わたり12センチ)を、犯人は「これでやりました」と言わんばかりに現場に置いてきたというのである。真犯人(なお生きているとして)にすれば、これこそ非現実的な空想話であろう。 “現代時評《袴田事件の空想話》井上脩身” の続きを読む

現代時評《ソウルで考えたこと 003》片山通夫

ソウルは悲しみに満ちていると思っていたが、必ずしもそうではなかった。人のうわさ話が好きなのは人の常。様々な話が堰を切ったように出てくる。とてもすべてを思い出せない。ただどうしてなのか、彼らは「サハリンの人々の今」をよく知っている。そういえばソウルに帰国してすぐに「e-mail」はじめ、パソコンの基礎を学習していた。おそらく必至だったのだろう。孫や子供に安価に連絡する手段なのだから。今はほとんどの人が自宅にパソコンをもっていて、日常的に使っている。このルートがサハリン社会の実情を知る手段なのだろう。

ソウルはすでに晩秋の装いだった。ソウルで会った人々は久しぶりの再会に喜んでくれた。何度もいうが、彼らに「戦争の憂い」はなかった。モスクワから離れた極東の島国では、戦争から受ける印象が違うのかもしれない。かつてサハリン(当時の樺太)に攻め込んできたソ連兵に統治されてることになっても、その後、日本人は帰郷したが、そのまま遺棄され、夜ごと「日本や韓国からのラジオ放送」を隠れて聞いて情報収集にいそしんだことも、ソ連の統治で急激な社会の変化に耐え忍んだ人々は、少々のことでは驚かないのかもしれない。

それに引き換え、無力な自分には彼らに対して、できることは何もない。彼らの方がたくましいのだ。(完)