【LAPIZ ONLINE】何かのきっかけで行ってみたい場所ができることは日常ごく自然だ。初めての場所 名のある場所 思い出の場所など色々だがその内容、その時の必要性によって行動を起こす順位が決まってしまうが、その都度後回しにされる。 “とりとめのない話《何もない風景》中川眞須良” の続きを読む
とりとめのない話《峠・地図ブラ歩き》中川眞須良
峠 (地図ブラ歩き)

【LAPIZ ONLINE】峠は変化変容の場である。即ち分かれる場である。風が変わり、気温が変わり、湿り気、匂い。水の流れ、そして、咲く花の時期まで変わる。変わるのは自然だけではない。人は、出会い・別れ、何かを見つけ確認する。 “とりとめのない話《峠・地図ブラ歩き》中川眞須良” の続きを読む
とりとめのない話《ロンボク海峡を知ってますか?》中川眞須良

百もの火山、何百ものジャングル、何百もの民族で構成されている東南アジアの大国・インドネシアは大小二つのスンダ列島で構成されている。その列島のバリ島とロンボク島の間に位置するロンボク海峡は原油を満載した超大型タンカーの迂回ルートとしてよく名を聞くが、20年以上前インドネシア政府が国際海洋法に準ずる海峡として自由航行を認めた。その時以降海峡を通過する船舶が急増している。海峡西側のバリ島は観光の島として人気があり、別荘を購入する人、長期の賃貸契約を結ぶ人など数多く、地域によっては欧米タウンと呼ばれている。 “とりとめのない話《ロンボク海峡を知ってますか?》中川眞須良” の続きを読む
とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》中川眞須良
その3 風向き地蔵(鵲地蔵)

【LapizOnline】気になる地蔵尊の一つである。世界遺産・仁徳天皇陵外周道路の西南角に西を向いて一体でひっそりと祀られているが、10年以上前にはこの場になかったお地蔵さんだ。 “とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》中川眞須良 ” の続きを読む
とりとめのない話《峠越え「出屋敷峠」》中川眞須良
奈良県五條市の中心 R24号線 「本陣」の交差点を南へとれば通称十津川街道(R168)を地元の人は五新線と呼んでいる。賀名生梅林(あのうばいりん・左の写真)を右手に見、城戸の信号を過ぎたあたりから少し上り勾配がきつくなってくる。紀伊半島の大分水嶺(だいぶんすいれい)天辻峠(てんつじとうげ)の真下を貫く地上650m新天辻トンネルの入口が見えてくるのも間もなくだろう。少し雲が増え風切音が大きくなったが今日の天気予報に雨はないが過去に「峠の長いトンネルをでると土砂降り」の経験は数多い。 “とりとめのない話《峠越え「出屋敷峠」》中川眞須良” の続きを読む
とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》中川眞須良

【LapizOmlime】「お摩り尊 空圓寺」
少し雲行きが怪しくなってきた。村なかの細い路地を何度も曲がって歩いていると 後ろからの風が 私を追越し すぐ先の門扉がいっぱいに開かれた古い寺に舞い込んで行った。その後を追うように又誘われるように中へ・・・。 “とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》中川眞須良” の続きを読む
とりとめのない話 《風鈴》中川眞須良
【LapizOnline】南部鉄かどうか分からないが釣鐘型の 小さな風鈴が蕎麦屋の店先に吊り下がっている。古民家に少し手を加えた店構えと 同じように古さに拘っているのかこの風鈴、錆の上に汚れが付着してかなりの年代物のようだが模様は見えないし、色は真っ黒に近い。内心 汚れを払い少し磨いてやれば良い音色を奏でるだろうに・・・と、またいつもの要らぬおせっかい。 “とりとめのない話 《風鈴》中川眞須良” の続きを読む
とりとめのない話《あめんぼ》中川眞須良

【LapzOnline】先日 大きな堀の堰から発する人工で一部敷石の水路の隅の水溜り(2畳程) に数匹の成長途上のあめんぼをみつけた。間近でじっくりと観察するのは何十年ぶりだろう 子供の頃捕まえたときのあの醤油が腐ったような臭いを思い出すと思わず半歩引き下がってしまう。日照りで流れがなくなり狭く浅いこの溜まりに閉じ込められた格好だ。水量が減り更に干上がる寸前になるとあめんぼ達はどうするのだろう。 “とりとめのない話《あめんぼ》中川眞須良” の続きを読む
とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》 その4 中川眞須良

風無し地蔵
なぜかお地蔵さん
辻、角に祀られている事が多い。 穏やか表情 生けられた花の微かな香り そして焚かれた線香の僅かな煙の末端とがお地蔵さんと人とを結ぶ絆である。それは時に人を立ち止まらせ思いを改めさせ進む道を再考するきっかけを与える時すらある。 “とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》 その4 中川眞須良” の続きを読む
とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》 その3 中川眞須良

風負い地蔵
「あかかべ地蔵」の名の碑が立っているが このお地蔵さんに初めて出会った時「風負い地蔵」と呼ぶことにした。その日は 新年を数日後に控えた曇天の暮 午後3時を過ぎたばかりというのに玄関の外灯に明かりが灯る家があちこちに、風はやや強く歩いていて手袋無しでは身体の芯まで冷える。白いものがチラついてもおかしくない空模様である。 “とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》 その3 中川眞須良” の続きを読む