反戦デモに参加し退学処分、元愛知大生3人が再審査請求 不当な処分と主張
https://www.chunichi.co.jp/article/774499
驚くほどすごい時代になった。裁判を見守りたいし、応援したい。無論学生たちを!
片山通夫公式サイト photo:宍道湖のほとり
反戦デモに参加し退学処分、元愛知大生3人が再審査請求 不当な処分と主張
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驚くほどすごい時代になった。裁判を見守りたいし、応援したい。無論学生たちを!
とても気になるニュースが流れた。《杉田水脈議員のアイヌ民族差別投稿 人権侵害と認定 札幌法務局》NHK 2023年9月20日
《杉田水脈議員はみずからのブログやSNSに国連の会議に参加したときのことについて「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと投稿したことに関して会議に参加したアイヌの女性が「侮辱であり、人格を否定しておとしめる差別的な内容だ」として、ことし3月、札幌法務局に人権救済を求める申し立て」を行った》とし、このほど法務局は人権侵害と認定した。
通常公けの場所で、この場合は国連の会議に出席した時に「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」、「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」とは発言できないだろうと思うが、彼女は悪びれもなくそれをやってしまう人だった。記者団に過去の発言に問題はなかったかを問われ、「差別とかもしておりませんし、ただ、その真意が伝わりづらいのであろう」と語った。今後の政治活動については「私を支援してくださっている方々がいっぱいおりますので、その方々の代弁者として、しっかり頑張ってまいりたい」と述べた。発言は取り消し謝罪したが「信念は変わらない」とうそぶいたと言う意味か。
与野党がこの件で本人に説明を求めているが、口先で商売している政治家に聞いても無駄だ。通常「日頃の言動」で世間は判断するものだ。政治家は別のようだが。
世界中で大きな自然災害が続いている。
【11日 ロイター電・北アフリカ】モロッコの国営テレビの報道によると、高アトラス山脈で8日夜に発生した大規模地震の死者は2862人、負傷者は2562人となった。救助隊は時間との戦いの中、がれきと化した村々で生存者の捜索に当たっている。リビアでは当初の報道では150人程度の犠牲者数が時がたつにつれ、2万人以上の洪水犠牲者を数える(2023年9月14日bbc)という。
リビアなど砂漠の国だと思っていたが大きな間違いだった。
これに先立ちパキスタンでも壊滅的な洪水後半年が経過した今年3月時点で「1千万人以上、未だ安全な水が利用できず」とイスラマバード(パキスタン)からの報道。また米フロリダ州に「過去100年以上で最も強力なハリケーン、イダリアが上陸した。日本でも記憶に新しい台風の被害が今年も多く見られた。このように地震、台風(ハリケーン)、豪雨による洪水など、自然災害が世界各地で近年多く発生している。特にトルコ・シリア大地震(M7.8 5万6000人以上が死亡したトルコ・シリア大地震)や今回のモロッコの地震では、日頃からの地震対策が充分でないことが被害を大きくした模様。関係国も無論、国連からの要請もあり各国が救援に駆け付ける中、我が国も救援隊を組織し急変に当たっている。
世界の災害 https://onl.bz/Z4MnQWJ
ここで思うのは日本のマスコミも一歩も二歩も踏み込んで「防衛費の増額よりも《国際救助隊》を恒常的に組織して、我が国の自然災害はもとより、世界の各国に救援隊を派遣できるような組織と体制を早急に作ることを提案すべきだ。これこそが真の国際貢献。
自衛隊の輸送機を自由に各国に派遣出来る訳ではないと思う。何しろ先の戦争での経験から、自衛隊の輸送機ではと疑り深い国もあるだろう。
我が国と国交のある国には日本の大使館もあるはずである。そこに「駐在武官」ならぬ「駐在災害連絡官」をおいて消防庁や赤十字と連絡を密にする。一旦ことが起これば医師団や救援物資を積み込んだ、たとえば「黄色い輸送機」を派遣するようにすれば、迅速に救援できよう。世界中に相手国の了承のもとに拠点を設けることができれば良いのだが。
費用?
何兆円もかけて軍備を整えるよりよほど安い。
この前の土曜日、映画を見るためにバス停にいた。なかなか来ないバスを待って。もう9月も9日なのに暑い日だった。ひとりの男性が道路の向かい側で何かビラを配っていた。通る人はだれも見向きもしないし受け取らない。少し興味があって男性に近づいた。彼が配っていたビラには「憲法は希望」と書かれていた。つまり「憲法9条を守れ」という趣旨のビラだった。バスが来たのでビラだけ受け取った。
映画は「福田村事件」という映画だ。1923年(大正12年)9月6日、関東大震災後の混乱および流言蜚語が生み出した社会不安の中で、香川県からの薬の行商団(配置薬販売業者)15名が千葉県東葛飾郡福田村(現在の野田市)三ツ堀で地元の自警団に暴行され、9名が殺害された事件に基づいて制作された。(末尾の参考を参照)
関東大震災のあと、流言飛語が飛び交った。たとえば東京などでは「朝鮮人や共産主義者が井戸に毒を入れた」というデマが流れ、それを信じた官憲や自警団などが多数の朝鮮人や中国人、共産主義者を虐殺した事件があった。先に述べた事件が起こった福田村は千葉県内。同じ千葉県では「朝鮮人を恐るるは房州人の恥辱である。朝鮮人襲来など決してあるべきはずでない」、「もし朝鮮人が郡内にいれば、さだめし恐怖しているに相違ない。よろしく十分の保護を加えられるべきである」と
9月と言えど炎天下の今日、なかなか受け取ってもらえない憲法を守る9条の会のビラ。一方は小さなシアターでほんの10人ほどの映画福田村事件の観客の映画館。この二つの出来事を筆者は一日で経験した。映画を見た後、なんとなくその場を立ち去りがたくて映画館に併設された喫茶店でお茶を飲んだ。筆者はこのロシアによるウクライナ侵攻前に、サハリン残留朝鮮人の歴史などを調査していた。サハリンがまだ日本統治下で樺太と呼ばれていた時代、植民地だった朝鮮から6万人(北海道新聞調べ)以上の朝鮮人を労働者として樺太に移住させた。しかし日本が戦争に敗退して「ほとんどの日本人が帰国した」中で、朝鮮人たちはそのまま樺太に放置された。理由は「彼らは日本人ではない」と理由からだった。
そんな中、樺太では「福田村でのような虐殺事件」が起こった。それは瑞穂事件と呼ばれ、瑞穂村の日本人は「朝鮮人らをソ連のスパイではないか、事態に乗じて略奪をするのではないかと疑い、近所の朝鮮人らを抹殺することを決意した。そして8月20日から8月23日にかけて27人の朝鮮人が惨殺された。また、上敷香(現レオニードヴォ)事件という虐殺事件も起こった。1945年8月18日(もしくは17日)に南樺太の敷香郡敷香町上敷香(ポロナイスク市管区)レオニードヴォ)で起こったる朝鮮人虐殺事件で被害者数はソ連側によって行われた現場検証では18名の遺体があったとされている。
長々と樺太での事件を紹介したが、福田村事件や樺太での朝鮮人虐殺事件を読んでいると、人間と言うものは、付和雷同の末、人を虐殺しても口を拭い、また一転して生活の根源である憲法を変えようとする勢力にはまったく関心を示さない、つまり無関心でいることができる。ある意味恐ろしい存在だと思う。もう少し歴史に目を向けて評価し、憲法にも目を向けて考える習慣を持ちたい。
無関心は付和雷同を呼ぶ。
【参考】
福田村事件公式サイト
https://www.fukudamura1923.jp/
(以下ウイキペディアより)
福田村事件
https://onl.bz/1XTCSZ1
上敷香事件事件
https://onl.bz/jArUxdc
国民・玉木氏「大型トラックの速度規制100キロ」発言に波紋 物流「2024年問題」見据え一部企業が要望も現場は総スカン 2023年4月27日 東京新聞
筆者はアマゾンなど通販をよく利用する。田舎住みなので町まで出かけて買うということが億劫なのが主な理由だ。便利に使っていて申し訳ない言い草でいささか恐縮するが、そんなに急いで即日もしくは翌日配達などする必要がないのにと思ってしまう。また同じアマゾンで異なる2種類の商品を注文した時が多々ある。そんなときほとんどいつもそれら商品が別個に届けられる。もう一日遅く配達すれば同じ箱に入れて一度に配達できるのではないかといつも心苦しく思っている。
翌日なりの急がない商品の場合、配達料無料、急ぐ場合や再配達は有料で届けるというシステムに切り替えることが出来ないものかと・・・。
玉木さん。こんな提案しませんか?高速道路の大型トラック制限速度あげるより安全で運転手や運輸会社の負担は軽減されるのでは?
昨今、中国への非難論調が、マスコミ、政治家、それに乗っかった右翼的な人々などから多くなった。安部政権以来、岸田政権に至る現在まで、何かと言えば中国非難である。仮想敵国ではなく立派な「敵国扱い」。汚染水(処理水)放出に関して、中国は日本からの魚介類の輸入を全面禁止措置をとった。これに対していうなれば国民挙げてとは思わないが、ここぞとばかり中国嫌いや高市早苗議員など時流に乗るのに過敏な政治家を交えて中国に対して非難ごうごうである。高市早苗議員は真贋は不明だが「反対にこちらからも中国産を輸入禁止に」と叫んだとか。「ホンマかいな」と疑うレベルである。いったい我が国と中国の貿易高を彼女は把握しているのだろうか。ジェトロの調査発表で2022年度の輸出は前年比10.3%減の1,848億3,070万ドルと、過去最高を記録した前年から減少に転じたが、2011年(1,942億9,627万ドル)に次ぐ過去3番目の金額となった。これを全面禁止にすると我が国は代替えの輸出入先をすぐに決められるか大いに疑問である。つまり確実に干上がってしまう。国民も落ち着いて、思慮の浅い議員の口車に乗らないで、考えて欲しいものだ。マスコミもそのような政治家の言動には真っ向から否定してもらいたい。
もう中国は1945年以前の中国ではない。
今や立派な技術大国であり資源大国でもある中国を真正面から見る必要がある。パートナーとして理解する必要がある。いたずらに敵視するのでなく。
【新聞スクラップ】東京新聞
2023年9月5日 06時00分
「朝鮮人145人虐殺」神奈川県知事が国に報告 関東大震災2カ月後の文書が裏付け 「不安と激昂のあまり…」詳細に・・・。
関東大震災の2カ月後、神奈川県が内務省に朝鮮人虐殺の状況を報告したとみられる文書が見つかったと、市民団体が4日に発表した。犠牲者145人の殺害場所や日時、年齢などの詳細が記載されており、政府の「事実関係を把握する記録は見当たらない」という説明を覆す新たな証拠だと主張している。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/274816
今年は関東大震災から100年。一世紀の昔なのだから時代も違う。情報の伝わり方も違うと思う。正確さから言えば、関東大震災当時と比べれば現代は驚くほど早くて正確だろう。当時「流言飛語」という言葉がはびこった。読んで字のごとく、根拠がないのに言いふらされる、 無責任なうわさをいう。今でいうデマである。大震災は1923年9月1日11時58分32秒に発生し、死者・行方不明者は推定10万5,000人で、明治以降の日本の地震被害としては最大規模の被害となっている。一方で作家の芥川龍之介はこの自警団に参加し活動をしていたことが分かっているが、自警団の異常な殺戮行為に対して「自然は唯冷然と我我の苦痛を眺めている。我我は互に憐れまなければならぬ。況や殺戮を喜ぶなどは――尤も相手を絞め殺すことは議論に勝つよりも手軽である」と批判をしている。つまり芥川龍之介は自警団の虐殺を目撃していたのだ。 “現代時評《関東大震災100年に思う》片山通夫” の続きを読む
Lapiz 2023秋号Vol.47は本日から掲載開始!
本日は井上編集長の巻頭言です!
広島原爆の日の8月6日、松井一実広島市長は平和宣言のなかで、5月のG7広島サミットに触れ、「真の世界平和を祈念する『ヒロシマの心』は、皆さんの心に深く刻まれているものと思う」と述べた。「ヒロシマの心」とは被爆者の実体験から生み出された憤怒の心にほかならない。だが、78年がたった今、それを表現できる被爆者は少なくなり、悲劇の伝承が難しくなっている。こうしたなか、原爆文学作家、大田洋子の小説『屍の街』の原稿を世界記憶遺産として申請されることになった。登録されるためには、政府のバックアップが不可欠だ。「広島出身」が看板の岸田文雄首相の核問題に対する本気度が試されている。 “現代時評《『屍の街』にみるヒロシマの心》井上脩身” の続きを読む