出入国管理及び難民認定法(出入国管理法)の改定案が6月9日、参議院で可決された。改定法は、難民申請が3回目以降の人を強制送還の対象とするなど、政府とって「好ましくない人」をこれまで以上に強圧的に排除できるようにした。私は先月、本欄で我が国の憲法の基本原則である国民主権の「国民」が日本国籍を有する者である点をとらえ、「人民不在の国民限定憲法」であると指摘した。 “現代時評《出入国管理法改定とマクリーン判決》井上脩身” の続きを読む
とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》中川眞須良
【LapizOmlime】「お摩り尊 空圓寺」
少し雲行きが怪しくなってきた。村なかの細い路地を何度も曲がって歩いていると 後ろからの風が 私を追越し すぐ先の門扉がいっぱいに開かれた古い寺に舞い込んで行った。その後を追うように又誘われるように中へ・・・。 “とりとめのない話《風と気配と地蔵さんと》中川眞須良” の続きを読む
現代時評plus《地道に生きたいものだ。》山梨良平
出入国管理法改定や《「国会が閉じればカネの問題は消える」と自民議員 政治資金規正法改正案、生煮えのまま19日成立へ》。今のうち、つまり数の論理で国会を牛耳ることができる今のうちにとばかりに・・・完全に野党は無論、国民をなめ切っている。東京新聞
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とりとめのない話 《風鈴》中川眞須良
【LapizOnline】南部鉄かどうか分からないが釣鐘型の 小さな風鈴が蕎麦屋の店先に吊り下がっている。古民家に少し手を加えた店構えと 同じように古さに拘っているのかこの風鈴、錆の上に汚れが付着してかなりの年代物のようだが模様は見えないし、色は真っ黒に近い。内心 汚れを払い少し磨いてやれば良い音色を奏でるだろうに・・・と、またいつもの要らぬおせっかい。 “とりとめのない話 《風鈴》中川眞須良” の続きを読む
連載コラム・日本の島できごと事典 その138《漁業権紛争事件》渡辺幸重
漁業権や水利権は生活や産業にとって大事なものだけに、その権利をめぐる争いは昔から激しいものがありました。特に資源が豊富な漁場の漁業権の場合は権利関係が複雑に絡み合い、紛争が長期化したようです。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その138《漁業権紛争事件》渡辺幸重” の続きを読む
現代時評《親馬鹿ちゃんりん蕎麦屋の風鈴》片山通夫
【609studio】6月も半ばを過ぎて全国的に真夏日を迎えている。暑い日には筆者は蕎麦よりもうどんを好む関西人だが、落語に出てくる「時そば」を上方落語で聞いたことがある。「時うどん」と言うのだが、これはどうも頂けない。この場合はやはり蕎麦でないと・・・。
もっとも「時蕎麦」は冬の食べ物だ。 “現代時評《親馬鹿ちゃんりん蕎麦屋の風鈴》片山通夫” の続きを読む
原発を考える。《まかり通る安全神話》一之瀬明
【LapizOnline】一旦やると決めた万博は能登地震が起きても中止することはない。同時に国は「リニア中央新幹線」の完成を目指している。そういえば北陸新幹線が敦賀まで延長された。これから大阪まで伸ばす計画がある。リニア中央新幹線と北陸新幹線、それに従来の東海道新幹線が高齢化社会の日本を走り回る。同時に高速道路網も全国に広がった。 “原発を考える。《まかり通る安全神話》一之瀬明” の続きを読む
連載コラム・日本の島できごと事典 その137《台風上陸》渡辺幸重
【LapizOnline】四国の西側に細く延びる佐田岬半島(愛媛県)を台風が襲ったことがありました。初めテレビは「四国に上陸」と言っていましたが、翌日には「佐多岬半島を通過」と言い換えていたので「アレッ」と思ったことがあります。また、私が生まれ育った島は台風銀座にあり、台風の目にすっぽり包まれたことがありました。吹き荒れていた大風がパタッと止み、静かな快晴の空になったあと風向きが変わってまた大風に戻りました。それが台風の目だったのです。私は「台風が島に上陸した」と思ったのですが、それは“上陸”ではありませんでした。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その137《台風上陸》渡辺幸重” の続きを読む
北国街道・木之本にて《木之本写真集》片山通夫
北国街道・木之本にて《江北図書館》片山通夫
【LapizOnline】図書館は知識の源泉と言われ日本はもとより世界中で図書館運動ともいうべき運動が開かれている。図書館は地域住民の希望に沿った書籍の収集・収納が行われ、毎日の新聞や毎月の雑誌の閲覧なども活発に行われている。また読書クラブ的なクラブ活動も地域や時代によっては盛んに行われ、著名な書籍の著者や出版社が参加するところも結構存在する。 “北国街道・木之本にて《江北図書館》片山通夫” の続きを読む