11月4日、ロイター通信が「北朝鮮兵、4日に戦闘参加 ロシア西部クルスクで」と伝えた。実際にはどの程度の規模なのかはわからないが、「かなりの数の北朝鮮兵が死亡」と米・ニューヨークタイムズは伝えた。
自国の兵士を戦場に差し出して、おそらくはロシアから相当の見返りを得る算段なのだろう。それは核開発やICBM等ミサイル開発に必要な技術なのかもしれない。これに対抗してアメリカはこれまでウクライナに使用を許可していなかった、長距離ミサイルの使用を認めたようだ。戦線は拡大する一方だ。
アメリカ次期大統領選でトランプ元大統領が返り咲いた。トランプ氏はかなり好戦的な人間だと筆者は感じる。ここにも自国第一主義が大手を振ってまかり通っている。このニュースを伝えるマスコミの中には「アメリカの右傾化が顕著」だと書く記事も見受けられた。
ヨーロッパでもおそらく新しい局面、つまり「北朝鮮の参戦」に対する対応を既にしているだろう。それは「平和を求めながらの臨戦態勢だ。当然イスラエルとパレスチナの、またアフリカの情勢も混沌としている。スーダンに至っては「、2023年4月にスーダン国軍(SAF)と準軍事組織(RSF)との間で軍事衝突が発生した。 以降、15ヶ月が経過するが、収束の目処は立たず、過去40年間で最も深刻といわれる人道危機が発生している。 しかしながら、国際社会のスーダンに対する関心は低く、深刻な人道危機が放置された状態が続いている」と言う。現在のところ内戦に留まってはいるが今後注目する状況だ。
また中国の動向も無視できない。台湾を包囲した軍事訓練は、台湾への侵攻を準備段階に入ったとみることもできる。ヨーロッパで、アフリカで、そしてアジアで今現在これら危機に関して話し合おうとする姿勢が見られないのが、恐ろしい。