【609 Studio】email newsletter 2024年10月29日 #1179 

【609 Studio】email newsletter 2024年10月29日 #1179
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世界の話題、LAPIZ編集長のコラムなど多彩な話題満載!
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◆ 現代時評《国民の選択》片山通夫
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27日、2週間の選挙運動を終えた衆議院選挙の投開票が行われた。国民の選択は
自民公明両党に厳しい制裁を与えた。両党を足しても過半数に届かないという。
結果として自公両党にNOを突きつけたわけである。諸々の結果に対する論評は各紙や各局などが書いている、もしくは今後石破政権の向かおうとする方向を見ると、政権にとっては「いばらの道」だ。それは過半数を割ったというだけのことではない。

「禊(みそぎ)」と言う言葉がある。本来は「神道において、罪や穢れを水で洗
い清める宗教儀礼や行為」を指す。もともとは日本神話に出てくる「イザナミが
黄泉の国(よみのくに)へ行ってしまったので、夫であるイザナギが黄泉の国へ
会いに出かけたが時すでに遅くイザナミは見るも無残な姿になってしまっていた。
それを見たイザナギは黄泉の国から逃げ帰り、汚れた体を清めるための禊を行っ
た」という神話に出ている言葉である。

その禊を今回のように裏金問題で党を出ざるを得なかった候補者が選挙に勝利、
つまり当選したからと言って「禊は済んだ」とばかりに、大手を振って返り咲く
のは、少しどころか、おおいに違うと感じる。今回の場合、そもそも、共産党機
関紙「しんぶん赤旗」のスクープから始まった。そのうえ選挙期間中に自民党の
公認から漏れた候補者が所属していた党支部に2000万円もの資金を提供していた
ことが明るみに出た。国民にとっては「懲りない連中だな」としか思えない。裏
金が発覚してからの党の処分は甘かった。そのうえでの2000万円だ。

党の候補者は「有難迷惑」などと述べているが、その使途などに関しては明確で
はない。つまりこの問題が発覚した岸田政権時代から一貫して「甘い処分」に徹
してきた。それゆえ選挙に勝ったと言っても決して「禊」にはなりそうにない。

それが国民の今回の選挙の選択だと思う。
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◇現代時評plus《報道関係者への攻撃》片山通夫
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《イスラエル軍、報道関係者狙い空爆か レバノン情報相「戦争犯罪」》
AFPが10月25日に伝えた。
この空爆で3人の記者が亡くなったという。レバノンのジヤード・マカーリー(Z
iad Makary)情報相が言うように「意図的」だとすれば許しがたい。病院や学校
などを標的にするのと同様の戦争藩税だと思う。報道関係者を意図的に殺戮する
のは、明白な言論封殺であり、この場合封殺どころか「虐殺」だと言える。

思えば、旧約聖書の時代からナチスドイツに至るまで、抑圧、虐殺されるまでの
ユダヤ人の身の上に起こった出来事に「同情し支援してきた」大方の人々(無論
筆者も含む)の期待を裏切った暴挙だと言える。

我々はシオニズム(Zionism ) の結果、古代ローマ軍からパレスチナの地を追わ
れて以来、世界各地に離散・放浪していたユダヤ民族が、母国・パレスチナの地
への帰還をめざして起こした民族国家建設のための運動を見て1948年にようやく
米英などの国の支援の下パレスチナの地にイスラエル国家(ユダヤ人国家)を建
設したことを国家とhして認定した。

しかしいま、容赦ないイスラエルによるパレスチナ人殺戮や今回のジャーナリス
トたち18人が夜間に休憩するタイミングを狙って攻撃したことは許しがたい。イ
スラエルに都合の悪い報道がなされていた可能性がある。

ジャーナリストは黙ってはいないだろう。
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【出版案内】

新版 日本の島事典 単行本 2022/12/2
長嶋俊介 (著), 渡辺幸重 (著)

27年ぶりの改訂新版。収録島数、国内最多!日本の全容を総合知で集約した歴史
的大著?国土地理院地図情報をベースに有人島、人工島、無人島など約15,000島に加え、岩礁なども丹念に調べ上げ、島の現在を特定。
国境水域における国際関係が複雑化するなか、島国である日本の成り立ちと現状
を知ることのできる比類なき事典。 https://x.gd/i2TJY

出版社 三交社 (2022/12/2)
単行本 1600ページ
ISBN-10 4815540551
ISBN-13 978-4815540555
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◇◇世界のニュース◇◇ 順不同
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【東アジア】

*ロ下院、北朝鮮「戦略条約」批准 ウクライナ侵攻で軍事協力強化
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024102400918&g=int

*中国軍が台湾封鎖なら軍は「応急作戦」段階に=国防部長
(台北中央社)
中国人民解放軍が14日に台湾を取り囲む形で実施した軍事演習「連合利剣2024B」に関し、顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)は23日の立法院(国会)外交・国防委員会で、中国共産党が台湾に対して国際法上の封鎖行為を実施した場合、国軍は「応急作戦段階」に入ると述べた。
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202410230004

*中国軍事演習/台湾周辺に中国の軍用機153機 1日当たりで過去最多 軍事演習
影響
https://japan.focustaiwan.tw/cross-strait/202410150001

*ロシア、北朝鮮との新同盟条約を批准…「合法的に見せかけた悪行」の道開か
れた
https://japanese.joins.com/JArticle/325384

*1人当たりGDP「韓国3万6132ドル・日本3万2859ドル」…今年も韓国が日本を上
回る IMF報告書
https://x.gd/6hXuN

*台湾の先住民集落で5年に1度の祭り 伝承に課題も関係者ら努力
https://japan.focustaiwan.tw/culture/202410240004

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◇◇地方紙から(順不同)◇◇

毎週地方紙の記事を何本か紹介するコーナーです。

*琉球新報
「オリンピックに出るので会社休みます」 嶺井家300人が大集合!96歳からベ
ビーまで 奥武島で五輪開催 【どローカルリポート】沖縄
: パリから遠く約1万キロ離れた南城市玉城の奥武島で13日、五輪の熱気をほ
うふつさせるスポーツ大会が開かれた。4年に一度、五輪の年に開催される「嶺
井藤八・ウシ記念オリンピック」。出場選手たちは故藤八さん、ウシさんの子孫たち嶺井一族総勢310人。最高齢は2人の三女のシゲさん96歳、最年
少は6世代目で「やしゃごの子(来孫)」にあたる0歳児だ。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-3575722.html

*琉球新報
客は数人、でもヤンバルクイナはいっぱい やんばる国立公園内にある愛
される売店
https://www.youtube.com/watch?v=GBEjsZTTl6I

*中日新聞
「同じ名前だから家族の絆が強くなるとか、違うから弱くなるとかはない」と
進まぬ選択的夫婦別姓の国会議論に夫妻の決断は…
https://www.chunichi.co.jp/article/976596?ref=top_mainnews_pc_list

*紀伊民放
昔ながらの風景再現 和歌山県田辺市で5年ぶり「わら塚」登場
https://www.agara.co.jp/article/425091

*佐賀新聞
わが家のエコ自慢コンテスト 最優秀賞に3人 環境配慮の取り組み「見える化」
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1344017

*高知新聞plus
外国人の防災意識向上へ 地元住民と避難訓練 土佐市宇佐町
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/797594

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【出版案内】

「光太 虹の国に行く」  いのしゅうじ(本名・井上脩身) 著
中学1年生の光太が同級生のケイ子とともに、1万匹のタマムシが引く飛行機
に乗って虹の国に行き、虹の国の子どもたちと冒険をする物語。
詳しくは https://x.gd/x39ud

文芸社 刊 ISBN:978-4-286-24684-0
定価:1,320円 (本体 1,200円)
判型:四六上
ページ数:164
発刊日:2023/11/15
ジャンル:童話
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【出版案内】

片山通夫写真集 ”ONCE UPON a TIME”

アマゾンでも電子雑誌として販売中!  https://onl.bz/EVvmBhx

60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集。1960年
代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ベイルート
の重信房子、ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟とな
ったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして
時代を映す日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。オンデマンド印刷。

全286頁。モノクローム写真239点を収録。
発行 publishing house Lapiz
本体価格 5000円(税込)+送料(430円)

お問合せ・ご注文はメールで。
michiokatayama*gmail.com  *→@に変えてください。

お名前、電話番号、郵送先など連絡先をお忘れなく。
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◇編集長から:片山通夫
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他国の地上部隊が戦闘地域に入るということは、この戦争の別の局面を迎えたと
いうことだ。一方中国も台湾を攻撃するチャンスを狙っている可能性がある。北
朝鮮はロシアの支援のもと、対米政策で韓国や日本を攻撃する姿勢を崩してはい
ない。
そろそろ我が国も「戦争の準備」をするのでなく、「戦争の回避」をするための
外交力をつけることが必要ではないか。如何にアメリカの支援をもってしても中
国・ロシアそれに北朝鮮と言う「核戦力」を相手には戦えまい。食料自給率の低
すぎる我が国の国土が戦場になると考えると・・・。
戦争を回避する努力を各国に積極的に働きかける努力をして、第三次世界大戦は
「日本が未然に防いだ」と歴史に残したいものだ。

来週は11月、霜月である。冬の訪れを感じる頃である。
直接的には霜がおりてくる頃のことを指すらしい。

霜月の 朔(ついたち)何か ありさうで  佐藤鬼房

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【609 Studio】email newsletter

発行日  2024年10月29日 #1179
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