【609studio】周知のように知事の「ワインおねだり」や「一連のパワハラ」で、これを告発したひとりの県役人が自殺した。そして組織の不正をただす告発者が自殺したと言う。そういえば安部前首相の言ってみれば横暴の限りで、ひとりの官僚が自殺したこともあった。
我が国は政府と言い、県庁と言い、告発者や横暴に耐えられない官僚が自殺する運命にあるのかもしれない。我々国民はそんな事態を黙って見過ごしているのではないだろうか。もし見過ごしているのならそれは「共犯者」に等しいのではないか?
兵庫県の場合、幸いにして「百条委員会」が県議会に設けられるようだ。知事は彼の告発を頭ごなしに「うそ八百」「公務員失格」と決めつけたと報道されている。60才にもなった県の要職にある官僚が「うそ八百」で告発をするだろうか。
告発には「おねだり体質は県庁内でも有名」として物品を業者から譲り受けたことや、出張先の施設のエントランスから20メートルほど手前で車を降ろされた知事が歩かされ、職員を怒鳴り散らす出来事があったと訴えている。
(この項東京h新聞:https://www.tokyo-np.co.jp/article/340442)
一体に国会議員から知事に至るまで、政治家はどうしても「お山の大将」になる危険がある。所詮国を危うくしている少子高齢化問題にも手を付けることもできない連中だ。最近行われた知事選でもこの問題の解決策は「一夫多妻制」だと言った候補者がいたとか。
冗談にも程がある。いくら言論の自由だと言ってもおよそかけ離れている。
そういえば自民党の議員で「アイヌ差別」を得意とする女性や「弱い者いじめ」を得意とするパワハラ議員もいるようだ。
話を戻す。「兵庫県の元局長のような内部告発者を守るため、通報後の処分を禁止した「公益通報者保護法」がある。2022年施行の改正法で、受付窓口の整備が義務付けられたほか、調査担当者に守秘義務が課された。解雇や降格、犯人捜しといった通報者への不利益な扱いも禁じられたが、こうした報復に罰則は設けられなかった」いう。
冗談ではない。まさか身内から今回のような犠牲者が出るとは思わなかったとすれば、それは議会の怠慢だ。百条委員会で徹底的に明らかにすべきである。
そういえば副知事は自責の念から、辞職した。