現代時評《少子高齢化、その先には消滅都市か》片山通夫

【609studio】今更ながらだが「少子高齢化」が目立ってきた。「少子化」とは、定義上の数値設定はないものの、出生率が低くなり、人口に対する年少人口の割合が少なくなることで、「高齢化」とは高齢者人口(65歳以上の人々)の割合が7%以上になることを指す。 さらに、高齢化率が14%以上の社会を高齢社会、21%以上を超高齢社会と呼ぶらしい。

インターネットでこんな会話を見つけた。
会社の先輩「最近の若者は車には乗らない、酒も飲まない、一体どこで金を使ってるんだ?」
部下の若者「そーですね。税金と年金に使ってます。」
今の日本の状況を端的に表しているようで面白くもない怖い話。

政府や政治家は「国民の生命と財産を守る」と言う。これほど怪しい言葉はない。なんとなくもっともらしいのだが具体性はない。そして何かにつけて、外国からの脅威を説く。某国は核兵器を開発中だとか、空母を持った、辺境の島を強奪しそうだ等々。武力に訴えられる危険性ばかりで、アメリカから戦力増強の為の武器を買う。
しかし少子高齢化の波はそれらを使うはずの自衛隊員の恒常的不足に悩み、無理な募集をかけようとして問題になる。きっと徴兵制にしたいのだろう。

国民の命や財産を戦力で守ろうとしても、決定的な力不足に陥るだけだ。国民の生命や財産を守るにはどうすればいいか筆者の考えをここで述べたい。極端な考えだが、極端でなければもう手遅れなのだと思う。

◎東京の一極集中をやめること。それには相当思い切った措置が必要である。例えば広大な北海道に政府を移す。東京に一発の爆弾で日本はマヒする。
◎人口を増やし、学力を高めるには、医療、教育などを無償にすることだ。また食料の自給率を上げなければ。

利権でまみれた政権や政策は直ちにやめるべきだ。

【参考】
内閣 https://www.kokuminhogo.go.jp/gaiyou/kokuminhogoho.html

日本の食料自給率 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html

出生率が0.99まで下がった東京都 「極めて厳しい数字」と語った小池百合子知事 政策の効果は? https://www.tokyo-np.co.jp/article/331730

東京一極集中「国全体で挑戦すべき課題」…「地方創生10年」総括文書、自治体支援など対策明記 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240605-OYT1T50153/

東京の合計特殊出生率が初の「1」割れ…続く一極集中に生活コスト高、少子化と人口減少が加速 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240605-OYT1T50116/

医療費
https://www.tokyo-np.co.jp/article/331514