晋三氏の憂鬱 《内外で置いてけぼり》片山通夫

「ロシアのラブロフ外相、平壌訪問へ 北朝鮮外相が招待」ほかでもない、CNNのニュースだ。
「ロシアのラブロフ外相は10日、北朝鮮の首都平壌を訪問する意向を表明した。モスクワを訪れている同国の李容浩(リヨンホ)外相から正式に招待され、これを受け入れたとしている」
晋三氏は相も変わらず憂鬱である。

国会ではとことん責められるし、せっかく2年半近くぶりに外相を韓国寝行かせたのに、「日本は、韓国に協力し、北朝鮮の非核化に積極的な役割を果たす考えを表明すべきだ」などと東京新聞に書かれる。わが国独自の方策を探るための訪韓だったはずなのに・・。

極めつけは文芸春秋5月号だ。「 <総力特集>安倍忖度政治との訣別」などと書いている。これならもう「辞職」しかないじゃないか。

晋三氏は考えた。
「一体どこで間違えたのだろう」と。
残念ながら答えはまだ出ていない。