晋三氏の憂鬱 《告発》片山通夫

日刊ゲンダイでこんな記事を見つけた。「森友問題は幕引きならず 怒れる市民が昭恵夫人を告発へ」と題した記事だ。
→ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226464
 モリカケ問題を追及してきた市民団体「森友・加計告発プロジェクト」が安倍首相の妻・昭恵夫人を近く刑事告発する。罪名は、森友学園に便宜を図って格安で国有地を売却したという「背任罪」の共同正犯だ。(日刊ゲンダイより)

相変わらず晋三氏は憂鬱である。おりしも明日4月6日は韓国の前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の判決公判がソウル中央地裁で開かれる。求刑は懲役30年!と罰金1185億ウォン(約118億円)。背任罪で告発された晋三氏としても、とても他人事とは思えない。それでも晋三氏はけなげに職務を果たしているつもりである。

国家公務員の合同初任研修が始まり、安倍総理は財務省による決裁文書改ざん問題などを念頭に、「高い倫理観」を持つよう新人の官僚に呼びかけた。「国民の信頼を得、負託に応えるべく、高い倫理観のもと細心の心持ちで仕事に臨んでほしい。批判を恐れず、大きく前に踏み出し果敢に挑戦してほしい」と強調した。
こんな高邁なスピーチをしたのに、SNSなどでは「お前が言うか!」と罵倒された。

失礼な国民だと晋三氏はひそかにつぶやいたが、明日の韓国の裁判の結果が気になって仕方ない小心の晋三氏だった。