中学1年生の光太が同級生のケイ子とともに、1万匹のタマムシが引く飛行機に乗って虹の国に行き、虹の国の子どもたちと冒険をする物語。
虹の国に行けるのは大空に上下に二重の虹(ダブルレインボー)がかかるときだけ。光太とケイ子は、天使のような姿のエンゼに導かれて虹の国の飛行場に降りたちました。笑うことができない虹の国小学校アイ組の5人と、ヤリの山のてっぺんにあるという伝説の秘宝、「笑いの白玉」にであうための冒険にでかけます。
笑いの白玉にふれて、存分に笑い合った光太、ケイ子とアイ組の仲間は、今度は無人島を探検、笑わないことから人魚の姿にさせられた女王さまの姉君に出会います。姉君は笑えるようになり、元の姿にもどりました。
光太らは次いで副虹の国へ。ここでは王子さまが質素な暮らしをしているなど、何もかもが逆さ。「学問ができないことが大事」というのが王子さまの方針なので、子どもたちは伸び伸びと好きなことに取り組んでいます。魚と話せる子、昼間でも星が見える子??。
さまざまな体験をした光太。はたして夢なのか現(うつつ)であったのか。
以上が粗筋。いじめに遭って日々悲しいおもいでいる子どもたちが多いなか、心から笑える学校に、そして一人一人が違うことを認め合う学校に、との思いをこの作品に込めました。
「光太 虹の国に行く」は定価1200円+税。アマゾンで購入できます。
文芸社 刊 ISBN:978-4-286-24684-0
定価:1,320円 (本体 1,200円)
判型:四六上
ページ数:164
発刊日:2023/11/15
ジャンル:童話