現代時評《近頃巷で流行るもの パート2》山梨良平

今年、1月11日号の当メールマガジンに「近頃巷で流行るもの」というタイトルの現代時評が掲載された。
興味ある方はこちらへ⇒    https://is.gd/361iMG

・・・で、筆者も!と思うこと、感じることを書いてみようと・・・。

アベノマスクを付ける・・・。

その前に【安倍語録】

* 嘘をつくため生まれてきたのか 「消えた年金必ず見つける」
*「前進」「加速」「力強く」 やってる感の領土交渉
*「北方領土は私の代で」 あげくの果ての3000億円
*「拉致問題は必ず解決」 交渉しない安倍政権
*「アンダーコントロール」 嘘で固めた五輪招致
*「議員もやめる」 この一言が忖度生んだ
*「こんな人たちに負けるわけにはいかない」 後味悪い国民分断
*「悪夢のような民主党政権」 次に待ってた「地獄の安倍政権」

安倍晋三元首相ほど話題に事欠かない人は少ない。おまけにご本人は悪評であれ、何であれ「話題になること」の大好きな人はいないように思える。

そこに飛び込んできたのが「忖度なのか、見かけ重視なのか」と思われる国交省不正統計。今年1月25日の朝日新聞に「統計不正、4兆円過大計上か 20年度の全体5%相当 朝日新聞試算」の記事。
https://www.asahi.com/articles/ASQ1S6K4LQ1SUTIL01C.html
おまけにまだまだ出そうだと。自民党(安倍政権)応援団の産経新聞も1月21日に「国交省の統計不正 信用裏切った罪は大きい」
と糾弾。https://is.gd/7oJlK8

日刊ゲンダイの記事はなお過激だ。「アベノミクスの“成果”はすべて虚構! 国交省不正統計13~19年度も巨額カサ上げの衝撃」 https://is.gd/ijH4Vq

さて本題。

冒頭に述べた【安倍語録】だが《「悪夢のような民主党政権」 次に待ってた「地獄の安倍政権」》が現実となて来た。日刊ゲンダイじゃないけれどアベノミクスをいまだに称賛し続ける安倍元首相がいる。昨年12月26日の朝日新聞に掲載された記事がそれ。《安倍元首相「根本的な方向、アベノミクスから変えるべきではない」》とあった。

過去の統計指数が大きくカサ上げされていた事実、また記録の破棄などは国家の歴史を大きく揺るがす。データ、資料のない国は戦争や天災で消失しない限り田に例を見ないのではないか?まさか縄文時代~古墳時代の壁画や埋蔵物から推察するしかないのかもしれないことになってしまっているのではないか?

そして今やそれが「近頃巷で流行るもの」になってしまっていることに恐怖を覚える。