「まさか」と感じた方も大勢おられただろう。石破首相の10万円商品券事件である。報道によると「昨年の衆院選で初当選した自民党議員に、同党総裁の石破茂首相が「会食のお土産」として10万円分の商品券を配った」と言う。(東京新聞その他)石破首相は自民党内でも「同志」と言える人が少ないらしい。だからなのかはわからないが、仲間を増やすために国民が主食である米をはじめ生活に必要な食料の高騰に苦しんでいる時に「まさか」である。
結果、石破首相の党内での立場は弱い。かつての安倍元首相のように盤石ではない。党内派閥が脆弱だということは「彼が党の看板では選挙に勝てない」を意味する。おりしも自民党内では「裏金問題」がいまだにくすぶっている。党内野党の石破首相なら思い切った「裏金問題に手を付けられるだろう」と期待した向きも多かったかもしれない。残念ながら先の衆議院選にしてもそれ以降の政治を見ても、ご存じの通り一向に明らかにされていない。
党内野党の石破首相が「商品券問題」でつまずいた。おそらく今週当たりから「石破おろし」に火がつくだろう。高石氏辺りのほくそ笑む顔が浮かぶ。
党内野党と言うことはこういう事なのだ。この商品券問題を「問題とする」勢力が自民党内に多くうごめいているのだ。しかし決して国民感情を逆なでする「闇金問題」には手を付けることはないだろう。国民はそっちの方も忘れていないのだが。
ここで現職の首相である石破首相に頼みたい。遅かれ早かれ「石破おろし」は激しくなる。その「石破おろし」を逆手に取って、解散・総選挙に打って出るのだ。野党も与党もまだ充分に選挙準備が出来ていない。そこで一匹狼の出番だ。
解散して惨敗しよう!!うまくゆけば国民を騙せる…とは行かぬか。