現代時評《「党内野党」首相の役割》片山通夫

「まさか」と感じた方も大勢おられただろう。石破首相の10万円商品券事件である。報道によると「昨年の衆院選で初当選した自民党議員に、同党総裁の石破茂首相が「会食のお土産」として10万円分の商品券を配った」と言う。(東京新聞その他)石破首相は自民党内でも「同志」と言える人が少ないらしい。だからなのかはわからないが、仲間を増やすために国民が主食である米をはじめ生活に必要な食料の高騰に苦しんでいる時に「まさか」である。 “現代時評《「党内野党」首相の役割》片山通夫” の続きを読む

エッセー《彼岸(ひがん)と此岸(しがん)》片山通夫

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「彼岸だそうで。」

なんだか知らないが三途の川を挟んだ向こう岸が彼岸、こちら側が此岸と言うわけらしい。彼岸には春と秋があり、季節の変わり目ともいわれる。古来、「暑さ寒さも彼岸まで」とも言ったようだ。暑さ寒さの中間点、また昼と夜との時間の長さも同じときを行ったものだったが昨今はそうはならない。
彼岸とかいう考え方は仏教の教えがあって、供養や修行をするにはふさわしい時期という考え方がある。そしてなぜか春のお彼岸には「ぼた餅(牡丹餅}」、秋のお彼岸には「おはぎ(萩)」を、仏さまにお供えして供養する習わしがある。 “エッセー《彼岸(ひがん)と此岸(しがん)》片山通夫” の続きを読む