【609 Studio】email newsletter 2024年10月1日 ＃1174
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◆現代時評《プーチンの夢は帝政ロシア？》片山通夫
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現代時評《プーチンの夢は帝政ロシア？》片山通夫
プーチンのソ連型ロシア
もう何年も前のことになる。筆者はヨーロッパへ向かうアエロフロート航空に羽田から乗った。アエロフロートはソ連の国策会社だった。当時はガチガチのソ連で、空港の係官も「笑顔を見せたら罰せられる」ような雰囲気だった。むろんアエロフロートの乗組員も笑顔は全く見せないし、早口のロシア語でアナウンスするだけだった。はっきり言って恐ろしかった。
そのガチガチのソ連は政治的にも思想的に人民は抑圧されていてそれが経済を麻痺させ、大きな図体のソ連邦はもろくも崩壊したわけである。経済のひっ迫は容易ならぬ状況で、10年に及ぶアフガニスタンへの侵攻（1979～89年）が崩壊に拍車をかけることになった。筆者の知り合いの女性の息子も徴集兵として、アフガニスタンへ赴くはずだったが、賄賂とコネで国内で勤務することになって事なきを得た。そう、ソ連は賄賂とコネの社会だったことも崩壊に一役を担っていたようだ。
一般にロシア人は強大な権力者、つまりありていに言うならば独裁者を好む傾向がある。あの広すぎる国土を治めるには相当のチカラが必要なのだろう。だからプーチン大統領も、相当な権力を駆使してだだっ広い国土と国民を抑えつけているわけだろう。つまり独善と独裁であり、過去のソ連邦の共産党独裁に近いのではないか。ソ連時代のアフガン侵攻で同じ轍を踏む愚はプーチン氏は避けるはずだったとおもう。しかしウクライナへの侵攻は筆者に言わせれば愚の骨頂である。
ソ連時代の言論統制や情報操作はいわゆる「鉄のカーテン」で守られていた。しかし現代では「アリの一穴」ならぬ、「情報の嵐」が世界中から吹き荒れていてロシア国民も、インターネットなどでほとんどの情報を知っている。一時的、または潜在化した国民の意識はもうソ連時代のような状態に戻ることは出来ないだろう。
プーチン大統領がソ連邦を、いや「新制帝政ロシア時代」を夢見ていても。
崩壊に向かっているか、ロシア
ところがここにきて大きな問題がロシアで起こった。帝国を夢見ているプーチンは、実はパニック状態だという。ウクライナからの報道によると、同国のロシア領クルスク州侵攻は、唐突かつ意表を突く作戦で、占領が長期化しつつある。ウクライナ側はこれまでに同州の１２００平方キロを制圧しており、ロシア軍が今年に入って占領したウクライナ領土よりも広いとされる。またロシア軍はほとんど戦わずに投稿した。これはロシア軍の軍規が乱れているか、この春に更迭されたショイグ前国防相以下国防省や軍の幹部約２５人が汚職容疑で逮捕・粛清は一般将校にも及び、軍の士気が低下していると言われている。つまりロシア軍の中枢が崩壊したと見ることができる。今までのプーチンの軍は実はそうでなかったと言うことに気づいた一般兵士の投降などはプーチンは慌てているのではないか。
それは実際の戦線の報告がクレムリンに届いていなかったと言うことなのかもしれない。既にプーチンのロシアは崩壊が始まっているのかもしれない。最近やたらと「核兵器」と言う言葉を口にしだしたプーチンの焦りが見えてくるようだ。
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【出版案内】
新版 日本の島事典 単行本 2022/12/2
長嶋俊介 (著), 渡辺幸重 (著)
27年ぶりの改訂新版。収録島数、国内最多！日本の全容を総合知で集約した歴史的大著
国土地理院地図情報をベースに有人島、人工島、無人島など約15,000島に加え、岩礁なども丹念に調べ上げ、島の現在を特定。
国境水域における国際関係が複雑化するなか、島国である日本の成り立ちと現状を知ることのできる比類なき事典。 https://x.gd/i2TJY
出版社 三交社 (2022/12/2)
単行本 1600ページ
ISBN-10 4815540551
ISBN-13 978-4815540555
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◇◇こりゃあかんわ◇◇ 順不同
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【海外】
＊米、ウクライナに1兆円超の軍事支援へ 10月にドイツで首脳級会合を主催
https://www.sankei.com/article/20240926-HD77PV4NTZMMDCQ3KG7VCTDKOE/
＊「核の威嚇」繰り返すプーチン大統領、ウクライナの無人機攻撃を「核使用の根拠」に
する可能性示唆か https://www.yomiuri.co.jp/world/20240927-OYT1T50016/
＊ネタニヤフ首相、交戦停止拒否 「ヒズボラを全力攻撃」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356824?rct=world
＊戦争の代償、ロシアが「耐えられないものに」 仏首相
https://x.gd/6cTvD
＊フィンランド大統領、プーチン氏は「敗北を受け入れる能力がない」
https://x.gd/SU6jp
＊「ミャクミャク」東欧で酷評 「ゾンビ」「モンスター」万博開催も認知されず
https://www.sankei.com/article/20240926-HQRNIDFR7RN5RKCSOVQZPKNWSE/
【国内】
＊ 兵庫知事「職を辞すべきほどか」と会見で本音 出直し選、維新も苦悩
https://www.asahi.com/articles/ASS9V3DGBS9VPTIL00FM.html?iref=comtop_7_02
＊旧統一教会問題 関連ニュース （総裁候補者発言まとめ）
https://www.jiji.com/jc/v7?id=unificationchurch
＊「今が大チャンスなのに…」 距離置く立憲に憤る共産、深まる溝
https://mainichi.jp/articles/20240926/k00/00m/010/275000c
＊台湾海峡護衛艦通過、首相が指示 中国反発、東アジア不安定化恐れ
https://www.47news.jp/11541096.html
＊「保険証廃止こそ百害あって一利なし」 記録残さぬ政府に「国民の命ないがしろ」 マイナ一本化に反対集会 https://www.tokyo-np.co.jp/article/356730
＊立憲民主『また野田』で大丈夫？ リーダー再登板、経済・スポーツ界は珍しくないが…政権交代へ必要なもの
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356527?rct=politics
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◇◇海外情報（順不同）◇◇
＊イスラエル首相、総力を挙げた戦闘継続を指示 ヒズボラとの停戦提案は拒否
https://www.cnn.co.jp/world/35224321.html?tag=nl
＊ロシア兵3人、味方のふりしたウクライナ兵にだまされ捕虜に 一部始終隠し撮りロシア兵3人、味方のふりしたウクライナ兵にだまされ捕虜に 一部始終隠し撮り
＊ 世界で最も長く拘置された死刑囚、袴田巌さんに再審無罪判決 事件から58年・BBC https://www.bbc.com/japanese/articles/czeglyr5xjeo
＊ロシアがウクライナの原発攻撃を計画か ロシア兵死者は7万人超、うち2割が志願兵
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000373514.html
◇◇地方紙から（順不同）◇◇
毎週地方紙の記事を何本か紹介するコーナーです。
＊埼玉新聞（埼玉県）
行方不明…「アロハシャツの男性いない」と放送を聞いた中2女子 すれ違った自転車の男性だと気付く・・・ https://www.saitama-np.co.jp/articles/101741
＊熊本日日新聞（熊本県）
免田事件、松橋事件…熊本でも相次ぐ冤罪 袴田さん無罪に識者ら「徹底した検証を」
https://kumanichi.com/articles/1556332 ＊この記事は会員限定です
＊北国新聞（石川県）
激甚指定「速やかに」 被災地視察の防災相
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1530586
＊北日本新聞（富山県）
地震支援の経験生かす 能登豪雨で県内ボランティア迅速、物資輸送や泥の除去
https://webun.jp/articles/-/680680
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【出版案内】
「光太 虹の国に行く」 いのしゅうじ（本名・井上脩身） 著
中学１年生の光太が同級生のケイ子とともに、１万匹のタマムシが引く飛行機に乗って
虹の国に行き、虹の国の子どもたちと冒険をする物語。
詳しくは https://x.gd/x39ud
文芸社 刊 ISBN：978-4-286-24684-0
定価：1,320円 (本体 1,200円)
判型：四六上
ページ数：164
発刊日：2023/11/15
ジャンル：童話
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【出版案内】
片山通夫写真集 ”ONCE UPON a TIME”はアマゾンでも電子雑誌として販売中！
https://onl.bz/EVvmBhx
60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集。1960年代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ベイルートの重信房子、ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟となったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして時代を映す日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。オンデマンド印刷。全286頁。モノクローム写真239点を収録。発行 publishing house Lapiz
本体価格 5000円（税込）＋送料（370円）
お問合せ・ご注文はメールで。
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◇編集長から：片山通夫
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袴田さんの再審で「無罪」、つまり警察のでっち上げ事件だったという判決。死刑と言う極刑の恐怖と戦う58年。表現のしようがないがこれが袴田さんの半生だった。検察は控訴せずにこの判決を確定すべきだ。SNSなどでは早速「巨悪を、裏金政治家を逮捕・起訴せよ」との声が。筆者もそう思う。
自民党総裁に石破さん。「裏金議員公認問題」が早くもあやふや。あかんな。
党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、政治の信頼回復が総裁選の主要論点だった。石破氏は新総裁選出後の記者会見で「あらゆることに公平公正で、常に謙虚な政党をつくっていきたい」と訴えた。出来ればいいのだが・・・。いや、出来るように国民が目を光らせて、時には石破氏をバックアップしなければ！為政者に文句ばかりでは・・・。
総裁選は「菅ｖｓ麻生」と裏を読むマスコミ。つまりキングメーカー争い？！ 亡くなった安倍晋三のコピー高市氏が台頭と混戦。キングメーカーも造り損なったか？
遂に大阪万博で「ふるさと納税に返礼入場券」落ちたのか合理的なのか？この措置によってふるさと納税が減ることないか心配。
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【609 Studio】email newsletter
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