現代時評《配達員の「なりすまし」横行》山梨良平

【609studio】《配達員の「なりすまし」横行》こんな見出しの記事が目についた。昨今、「なりすまし」が横行していることは知っていた。誰かになりすまして、SNSなどに書いたり、返事をしたり・・・。しかしこの「配達員に」と言うことは実態のある人間になりすましたのかと気になった。
記事は東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/337940?rct=t_news

詳しい内容は記事を読んでいただくとして、なんとも情けなさが先に立った。配達する実際の配達員とは別に架空の配達員を装わせる手口だ。週60時間と言う制限はあくまで健康や安全を守るための制限である。法政大学の沼田雅之教授は「(週60時間の)労働時間の上限は生命・健康を守るためにあり、それを超えて働かせるのは問題だ」と強調する。
結局は配達と言う業務を優先するあまり人間をこき使う。つまり人間は使い捨てのようなイメージだと思われる。なんともブラックな企業だ。

筆者も通販をよく利用する。時には同じ日に2度配達される場合もある。特別急ぐものでなければ(通販で特別急ぐものは筆者の場合はないが・・・)週1回、配達日を固定して
複数の注文した商品を配達して貰えるようにすればいいと思うのだが。例えば生協の宅配は週に1~2回決まった曜日に、配達担当員が、商品を届けてくれる。
また最近の郵便局の郵便のように、土日祝日は休むとか、すればいい。むろんそこには配達員の収入が減るようでは問題だ。

なにか手だてはないのかマスコミがただ「配達員のなりすまし」と報じるだけでなく、提案をすべき時期に我が国の状況は来ているのではないか?