SDGs 初夏《皐月(さつき)》片山通夫

和名は早月(さつき)。 早苗(さなえ)を植える月。 水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。 木々の葉落ち月(はおちづき)などなど豊かな表現の中に初夏の喜びが感じられる月。
芭蕉は 五月雨を集めてはやし最上川 と詠んだ。

もっとも芭蕉の時代だから旧暦。(以下同志社女子大より)
曽良の旅日記によると、元禄2年(1689年)5月28日に大石田(山形県)に到着し、29、30日とそこに滞在している間に句会を催しています。
その句会の発句として芭蕉は、

五月雨を集めて涼し最上川

と読みました。
いずれにせよ、芭蕉は、いや俳人は、いや昔の人は自然を感じ、自然から学びそして自然を尊んで共に生きてきたのでしょう。
私も世知辛い世を忘れて生きたいもの。

そういえば庭のミカンも色づいてきた。