ついでにと言っては失礼だがもう一つカクテルを紹介したい。キューバと、かの文豪、アーネスト・ヘミングウエイ(1899年7月21日 – 1961年7月2日)とは浅からぬ関係らしい。
ヘミングウェイは1953年にピューリッツァー賞、1954年にはノーベル文学賞を受賞したキューバの海を舞台にした小説「老人と海」を書いた。https://onl.tw/iMiaB9D
その彼がこよなく愛したといわれるカクテルにフローズン・ダイキリがある。
フローズンでないダイキリはアメリカンスタイルと呼ばれているようだ。
「老人と海」は日本でも多く翻訳されているのでご存じの方も多いだろう。
簡単に説明すると、キューバに住む一人の老漁師が84日間もの不漁の後、巨大なカジキを3日間にわたる死闘の末に捕獲するが、その後にサメに襲われ、獲物を食い尽くされてしまうという話である。食いつくされた残骸をみた港の男たちは老人が巨大なカジキを釣ったことを知る。
今もヘミングウエイがよく飲んでいたというバーは存在するし、彼の別荘は博物館になっている。
パパ・ダイキリ
フローズン・スタイルのカクテルの代表格であるフローズン・ダイキリは、ヘミングウェイが愛飲したことで知られる。ヘミングウェイが好んで呑んだとされるスタイルはパパ・ダイキリと名づけられた(ヘミングウェイは、モヒートも愛飲した)。