オペラ座の幕上がる日来よ古都キエフ
私が所属している川柳クラブの3月例会に投句した句だ。ロシアは2月24日、ウクライナに軍事進攻したが、早期決着というプーチン大統領の思惑通りに進まず、長期化の様相を呈している。ウクライナ軍がプーチン氏の想定をはるかに超えて粘り強く反抗、ロシア軍の進撃を阻んでいるためとみられ、激しい爆撃に遭いながらもウクライナ市民はなお耐え抜いている。戦力ではるかに劣るウクライナがなぜ大国・ロシアとここまで渡り合うことができたのか。私は「オペラ座」に読み解くカギがあると考えている。 “現代時評《ウクライナ戦争のなかのオペラ座》井上脩身” の続きを読む