現代時評《怒りを込めて振り返れ 嘘で始まった五輪》一之瀬明
コロナウイルスが蔓延している。日々感染者の数が更新されていることはテレビやインターネットのニュースサイトでご存じだろう。そして今日8月8日、オリンピックは閉会式を迎えた。続く24日からのパラリンピックはどうなることやらと心配である。コロナが今よりも収束していれば良いが、パラリンピックを中止すれば「差別になりそう」な・・・。 “現代時評《怒りを込めて振り返れ 嘘で始まった五輪》一之瀬明” の続きを読む
連載コラム・日本の島できごと事典 その33《霊場・松島》渡辺幸重
日本三景といえば、松島・天橋立・宮島です。奥州の松島は、松島湾内外に300近い島々を浮かべ、白から灰白色の岩肌と松の緑の景観から国内屈指の観光地になっています。江戸時代から景勝地として知られる松島ですが、その前は“奥州の高野(こうや)”と呼ばれ、死者供養の霊場だったことをご存知でしょうか。
松島湾北西部にある雄島(おしま)は「松島」の名称発祥の地で、後鳥羽上皇から送られた千本の松をこの島に植えたことから「千松島(ちまつしま)」と呼ばれ、さらに広がって一帯が「松島」と呼ばれるようになりました。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その33《霊場・松島》渡辺幸重” の続きを読む
ONCE UPON A TIME 《サハリンの肖像》File No.024
今日は立秋。
秋きぬと眼にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行
写真・ヒロシマ《1945年8月6日午前8時15分》片山通夫
現代時評plus《オリンピックの終焉が近い》山梨良平
今、一年遅れで東京オリンピックが開催中だ。コロナに追われてドタバタの様相が透けて見えてきた。無論日本政府やJOC内部の実行能力不足が主な原因。委員会内部の実相は詳らかではないので、表に現れた事象から推測するしかない。開会式の費用に見合う式典はあったのか?小池知事と菅首相が天皇陛下の開会宣言時に起立しなかった。この映像は世界に流れてしまった。 “現代時評plus《オリンピックの終焉が近い》山梨良平” の続きを読む
連載コラム・日本の島できごと事典 その32《日本初ネイティブ英語教師》渡辺幸重
鎖国時代の1848年(嘉永元年)、一人のアメリカ青年が北海道北西側の日本海に浮かぶ焼尻島の白浜に上陸しました。もちろん密航です。青年の名はラナルド・マクドナルド。ニューヨークから捕鯨船に乗り込み、樺太沖から単独ボートに乗り換えて焼尻島に上陸したのです。彼の母親はネイティブアメリカンで、肌が有色のため差別を受けていたマクドナルドは、母方の親戚から自分たちのルーツは日本人だという話を聞いて日本にあこがれ、日本行きを決意したということです。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その32《日本初ネイティブ英語教師》渡辺幸重” の続きを読む