現代時評《こんな日本に誰がした?》山梨良平

コロナウイルスは世界中で蔓延している。ようやくWHOも容易ならざる事態だと認めた。我が国も必死に防疫に腐心しているように見える。見えるのだがあまり実効は上がっていない。むしろ外野がうるさいのかどうか知らないが、例えば希望者に検査すら十分にできないという。ネット雀は「患者の実数がばれるのがまずいから」とささやくかと思えば、「そんなことをすれば医療崩壊」だと騒ぐ。

孫正義氏が「100万人分の検査キットを寄付する。これは個人が自宅で検査できる簡易型の検査キット」だと説明付きでツイートしたらしいが、ネット雀は「医療黄崩壊」だと騒ぐ。家庭で個人ができる検査キットがなぜ医療現場が混乱するのか?
結局患者の実数がばれる危険を思ったどこかの政党かグループが騒ぎ出したとしか思えない。

うがった見方をすれば、NHKをはじめ大手のマスコミが発表している患者の実数が嘘っぱちなのかもしれない。

嘘といえば安倍政権の面々も、いまさらながらだがややこしい。首領の安倍首相はもとより、法を司る法務大臣までも国会の答弁でまで思い違いとかなんとか、バカバカしくて聞いてはおれない。こんな内閣にしたのはやはりマスコミや官僚、それに何よりも自民党に票を入れた国民だといえる。
おまけに緊急事態条項とも言える新型コロナウイルス感染症を新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象とする改正案もできた。さあ、安倍政権はどう出るか?また野党やマスコミは政権の暴走を止められるか?
今までの体たらくを見ているとまあ無理だろう…。

こんな日本に誰がした?