現代時評《怒りを通り越して・・・》山梨良平

怒りを通り越すと次に呆れがやってくる。今日14日の東京新聞に次の記事が掲載されていた。

曰く「片山氏、収入記載漏れ34件 また収支報告訂正」とあって、収入の記載漏れが34件(計450万円)、支出の記載漏れが六件(計90万3千円)あったという。
いずれも訂正で済ませたようだ。そして同日衆院内閣委員会で、閣僚辞任を否定し、収支訂正は「これ以上ない」と答えた。
いやはや怒りはすでに通り越して呆れるばかりだ。彼女の過去の言動などを鑑みても、到底国民の代表たる議員になれるはずがないのだが、比例代表という選挙のマジックで、政党で上位の名簿に記載されると、大政党である自民党の場合、絶対にと言って良いほど当選する。この場合、比例名簿の上位に記載されるのは、当の政党執行部の思うままである。つまり執行部の覚えめでたき「ゴマすり」でも、「名誉欲の塊が金の力で」でも、「安倍のような極右の持ち主に迎合する言動の輩」でも、ともかく執行部の覚えめでたければ、比例名簿の上位に食い込み、自然に当選するというシステムのマジックだ。
片山さつきの場合、大臣とか議員とかの以前に人間として完全に壊れているのではないかと案じる。ちなみにつぎのHPをのぞいてみていただきたい。彼女の過去の言動がまとめられている。→ http://ur0.work/NuNZ

このページを一通り目を通してみた。
読後の感想を一言でいうと、彼女は「目立ちたがり」なのだ。聞けば東大から大蔵省へ入りそして政界に打って出たというエリートなのだろうが、単なる官僚上がりの政治家にはなる気はないようで、時の政権、この場合安倍極右政権に忖度、慮る路線をひた走っているという印象なのだ。
こんなかわいそうな人を集めて、政権を維持しようとしている安倍はみじめだろうと思うのは筆者だけか。