現代時評plus《おかしいものはおかしい》片山通夫
首相は先の衆参の予算委員会で加計学園の問題で柳瀬元首相秘書官の答弁を「全く問題がない」と述べた。相変わらずの「事業選定のプロセスに一点の曇りもない」という。 “現代時評plus《おかしいものはおかしい》片山通夫” の続きを読む
USOコラム・晋三氏の憂鬱 《ボクの世代で解決したぞ》片山通夫
あす5月24日から安倍首相は訪ロしてプーチン大統領と首脳会談を行うとか。
しかしもはや完全に北方領土の帰属交渉はない。2016年12月の首脳会談で、北方領土での「共同経済活動が首脳会談の中心問題」となる事になったということを確認したからである。ロシアはもう帰属交渉には乗ってこない。
晋三氏「戦後70年余。しっかりと解決したじゃないか。もうこの問題でロシアと話し合うことはない。ボク、スゴーイ」
「光と影の彩なす一瞬」022
「光と影の彩なす一瞬」021
考えてみれば、写真というものは絵を描くように、じっくりと光と影を料理するわけではない。当たり前のことだがそれはほんの一瞬の出来事を写し取るわけだ。そこにドラマが生まれるわけだ。
「光と影の彩なす一瞬」020
大阪
「光と影の彩なす一瞬」019
大阪
現代時評plus《おかしいものはおかしい》片山通夫
首相は先の衆参の予算委員会で加計学園の問題で柳瀬元首相秘書官の答弁を「全然問題がない」と述べた。相変わらずの「事業選定のプロセスに一点の曇りもない」という。
おかしいのは次の点だ。
記憶があいまいな側の説明を「全然問題がない」として、実際に記録を残していた側の話には一顧だにしないという姿勢である。通常、記憶があいまいな人の話は疑うものだ。なんの利害とも無関係な立場の人の記録は信じるものだ。昨今の国会も政権もこのあたりが尋常ではない。おかしいのだ。
事の次第を国民の前に明確にするという当たり前のことを避ける。少なくとも事の次第を国会で説明したいという愛媛県知事の言葉も無視しようとしている。その無視する理由も明確でない。何もかもがおかしいのだ。
もっとおかしいのは、そんな政権や与党の言い草を「おかしい」と伝えないマスコミの報道だ。いったい何時までこんなことを続けるつもりなのか。共同通信の世論調査では柳瀬氏の説明に75%が「納得できない」と答えている。
そうなのだ。納得できないものは納得できないという当たり前のことに蓋をしようとするからおかしいのだ。