ペリメニ
「ペリメニ」である。ペリメニはロシアの水餃子と言ったらわかりやすい。普通、市場などで売られているそれのサイズはおよそ直径3センチくらいか。しかし、本来はロシア料理ではなかったようだ。
ウラル地方・モンゴルから伝わった料理と考えられています。その土地を訪れていたロシア人が現地住民のブリヤート族からバンシー(パンの耳)という料理を教わったのが始まりだといわれている。そしてその中には、我々の知っている餃子と同様、ミンチの肉や野菜など様々な食材が包み込まれているところは一緒だ。ある時、サハリンに行くと、空港の送迎や宿、取材のための車の運転などで世話になっている人が「ペリメニ食べる?」って聞いてきた。もちろん食べる。
「私の作ったペリメニにはキムチがたっぷり入っているのでおいしいよ」
本来はニンニクをすりつぶしたものを入れるのだろうが、彼女のそれはキムチ!
確かに理にかなっていると勝手に感心していると出てきたのがこれ。形はいささか前掲の写真と比べてみると、大きいし武骨だけど、おいしさにかけては、比べものにならないくらいだった…。