現代時評《バベルの塔》:片山通夫

 「バベルの塔」と言う話がある。旧約聖書に出てくる。簡単に紹介する。当時人々は今と違って同じ言葉で話し、お互いの意思の疎通を図ることができた。ノアの箱舟から降りたった人々は「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」と煉瓦を積み天に届くほどの塔を作った。神は「人間は言葉が同じなため、このようなことを始めた。人々の言語を乱し、通じない違う言葉を話させるようにしよう」と言った。このため、人間たちは混乱し、塔の建設をやめ、世界各地へ散らばっていった。

旧約聖書の創世記11章1-9節のエピソードだとか。 続きを読む 現代時評《バベルの塔》:片山通夫