カテゴリー別アーカイブ: コラム

現代時評《言論》:片山通夫

言論という言葉の持つ意味が、我が国では変わってきたように感じる。安倍首相の国会での聞くに堪えないヤジがその最たるものだ。彼は《言論の自由を謳歌している》つもりなのだろう。しかしそこでは品性を感じることができない。いやそれ以前に、彼は質問者に対してヤジっているのだから、答弁をまともにする意志を感じることができない。
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現代時評《天皇の生前退位と憲法》井上脩身

天皇が生前退位する意向であることを、今月13日にNHKが報じ、翌日朝刊で新聞各紙が後追いした。天皇は近く報道陣の前で、その思いを述べるという。安倍晋三首相は表向き「政治的に直接介入することではない」としている。しかし、「生前退位」を認めるには皇室典範を変える必要があり、改憲派がこれを憲法改変の好機ととらえる可能性は高い。自民党の天皇観は戦前の「国体護持」である。右派政治家は「高齢の天皇に多忙な公務は気の毒」との同情論に乗じて天皇国家に変えようと動き出すのでは、と私は恐れる。
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現代時評《エライ時代になってきた》:片山通夫

【7月15日 AFP】フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は15日、南部ニース(Nice)で革命記念日(Bastille Day)の花火見物客にトラックが突っ込んだ事件を受けてテレビ演説を行い、明らかな「テロ」行為との認識を示した。一方、ベルナール・カズヌーブ(Bernard Cazeneuve)内相は、死者数が少なくとも80人に上ったと発表した。バングラディッシュのテロの衝撃も消え去らないうちに、凄惨な事件が連続して起こった。
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現代時評《英国国民投票の教訓》:井上脩身

欧州連合(EU)からの離脱を問う英国の国民投票で、予想に反して離脱派が勝利したことについて、いわゆる識者の多くは、「EUが嫌」との感情によって投票した結果、とテレビの報道番組などで解説している。イギリス人は軽薄者ばかりと言わんばかりの寸評もネット上にまかり通っている。実際、離脱派勝利のニュースで、世界が同時株安になるなど、政治・経済界に衝撃を与え、キャメロン英国首相は辞任を表明した。では、離脱に投票した人が間違っていたのだろうか。それが間違いであるならば、国民投票をする必要はなかったはずだ。国のありようを問う国民投票が二者択一の単純過半数方式でよいのか。これを機に考え直すべきだろう。
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現代時評《首相と知事の恥さらし》:井上脩身

舛添要一東京都知事が政治資金の私的流用疑惑問題の責任を取り、21日、辞職した。舛添氏にかかわる様々な疑惑のなかで、最も集中砲火を浴びたのは、2013年と翌年の正月、千葉県木更津市のホテルに家族で宿泊したにもかかわらず、ホテル代を会議費として政治資金から支出たことだ。

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◇現代時評 オバマ所感と憲法 井上脩身

オバマ大統領が5月27日、現職の米大統領として初めて広島市の平和記念公園を訪問、原爆慰霊碑に献花した後、所感を表明した。私はテレビを注視したが、オバマ氏の側に常に安倍晋三首相が立っているのが何とも目障りだった。オバマ氏の威を借りて参院選を有利に進めようとの魂胆が見え見えなのだ。オバマ所感をよく読むと、憲法の戦争放棄理念を自らの言葉で述べているように思える。安倍首相はこの参院選を憲法改変への一里塚と位置付けている。憲法が平和主義と戦争主義の分岐点に立つ今、「オバマ所感は憲法の平和主義とあい通じる」と強く訴えたい。
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現代時評《安倍政権は新興宗教か?》:片山通夫

いよいよ来月に迫ってきた参議院選。国民は今の政治にどのように感じているのだろうか。ふと気になった。泥沼の日銀マイナス金利政策、パナマ文書、消費税増税延期による社会保障費の減額、年金は?
まだまだある安倍政権のトンデモ政策・言動・・・。
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現代時評《銃剣とブルドーザーと性犯罪》:井上脩身

沖縄県の20歳の女性が殺された事件で逮捕された米軍の軍属で元海兵隊員の男の供述から、女性は強姦されたうえで刺殺された疑いが強まり、沖縄の人たちの米軍への怒りは頂点に達している。沖縄の怒りは、女性の命と尊厳が蹂躙されたからだけではない。
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現代時評《けじめ》:片山通夫

《けじめをつける》という言葉がある。最近特によく聞く言葉だ。基本的に社会的に名のある人びとが不祥事を起こした時などに使われるようである。《けじめ》を辞書で調べてみた。 三省堂 大辞林によると《区別をはっきりさせる。2)過失や非難に対して,明白なかたちで責任をとる」 とある。

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