Category Archives: 現代時評

267月/17

現代時評《逃亡する最高司令官》:片山通夫

昔「逃亡者」と言うテレビドラマがあった。1963年に放映された。本稿の末尾にあらすじの一部を記載しておく。このドラマは1993年にハリソン・フォード主演でリメイクされている。こちらを見られた方も多いことと思う。本稿の末尾にあらすじを掲載しておく。この映画とは直接関係がないし、ストーリーも全く違うのだが、最近の安倍首相を見ているとなぜかこの「逃亡者」という映画が思いだされるのだ。これはきっと「逃亡」と言う単語に敏感に筆者が反応している結果だと気が付いた。
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067月/17

現代時評《劣化する政権と自民党そしてマスコミ》:片山通夫

東京都議会選がたけなわだ。自民党は相当な危機感をもってこの選挙に臨んでいる様子がうかがえる。その証拠にあの「暴言・暴行議員が離党」したという。いやさせたという。ご本人は例によって「入院中!」だとか。これって「逃避中!」なのではないのか?

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066月/17

現代時評《市民を犯人視する共謀罪》:井上脩身

 

組織犯罪処罰法改正案という名の共謀罪法案が24日、衆議院を通過した。安倍一強体制のなか、今国会での成立は極めて濃厚だ。自民、公明の両党と日本維新の会は「テロ防止のために必要」とする一方で、「一般人が犯人視されることはない」と言い切る。はたしてそう言えるのか。全く普通の人が普通の会話をしただけで犯罪者となった例がこれまでにもある。「見えざるテロリスト」におびえる権力者を忖度し、公安当局が無関係な市民をも検挙・拘束してきた歴史から学べ、と私は訴えたい。 Continue reading

205月/17

現代時評《韓国大統領選の結果と北朝鮮情勢》:片山通夫

周知のように、韓国ではリベラル派の大統領が誕生した。早速トランプ米大統領は、新大統領に「会いたい」とメッセージを送った。現実的にみて、北朝鮮が中国の庇護から離れて「暴走」するのを抑止するには、韓国にリベラルな政権が生まれることが重要だ。
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274月/17

現代時評《過度な右寄り忖度の時代》:井上脩身

小中学校の教科外の活動とされてきた道徳について今年3月、政府は学校教育法の施行規則を変え、「特別の教科」にした。来年度から実施されるにともなって作成された教科書の「パン屋」の記述に対し、文部科学省が「不適切」の検定意見をつけていたことがこのほど判明した。パン屋は伝統文化の尊重にふさわしくない、というのである。日本人がパンに出合ったのは16世紀といわれ、伝統的食文化としてすっかり定着している。にもかかわらず「不適切」にしたのは、文科省の官僚が「祖国への誇りを持つ教育」との安倍政権の姿勢に過度に忖度(そんたく)した結果としか考えられない。森友学園問題で国会論戦の的となった忖度。「安倍一強」のなかで官僚が常に政権の顔色をうかがって忖度していることの証左といえるだろう。
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084月/17

現代時評《GPS捜査判決を読み解く》:井上脩身

 

捜査対象者の車に全地球測位システム(GPS)端末を付けて居場所を把握するGPS捜査について、最高裁は3月15日の大法廷で「プライバシーを侵害し違法」との判決を下した。弁護団は「憲法の理念に沿った判断」と高く評価しているが、もろ手をあげて喜ぶわけにはいかない。 Continue reading

283月/17

現代時評《沖縄基地闘争とテロ等準備罪》:井上脩身

沖縄県の高江ヘリパッド建設に抗議中に逮捕された山城博治沖縄平和運動センター議長(64)の勾留が、今月16日で5カ月にも及ぶことになった。有刺鉄線を切断した器物損壊容疑でこのような長期勾留は極めて異常だ。山崎議長が中心になって進める米軍基地反対運動に対する弾圧の一環であることは明らかであろう。政府は「テロ等準備罪」の新設を目指しているが、山城議長不当勾留をみれば、同罪の目的がはっきりする。政府に反対する運動は、それが市民団体であっても「テロを実行する組織的犯罪集団」として摘発し、根絶やしにしようというものだ。すでに同罪は事実上、前倒し的に実施されているのである。 Continue reading