現代時評プラス《嘘でしょ!?いやホントみたい「印象操作」》:片山通夫

 「北朝鮮のミサイル発射が相次ぐなか、山形県酒田市でミサイル発射を想定した避難訓練が行われました」こう伝えるのはテレビ朝日のニュース番組。 前には「東京メトロが約10分間停止した」というニュースがあった。安倍総理得意の「印象操作」がまかり通っているかのようだ。

もしミサイルが、それも核弾頭を搭載したミサイルが飛んで来て炸裂すれば、ビルの中に逃げ込んで頭抱えて防げるものなのか・・・。おそらく70年前の東京大空襲の時に、米軍に落とされた焼夷弾でも防げないのではないかと、素人判断ながら考えてしまう。焼夷弾の詳細を以下に記しておく。

註:油脂焼夷弾

    油脂を使う。化学的な意味での「油脂」だけでなく、ナフサ・重油などの石油製品(主成分は炭化水素)もこれに含まれる。

    ナパーム弾は、ナフサに各種薬剤を混ぜた「ナパーム剤」を使う。第二次大戦の対日爆撃でM69などが、ベトナム戦争の北爆でナパームBが多用された。

人体への直撃による被害

焼夷弾は建造物などの目標を焼き払うための兵器であるが、M69は小型の子弾が分離し大量に降り注ぐため、人体への直撃による即死の事例が、多くの被災者の証言により伝えられている。

例えば戦争を題材にしたアニメ・映画では、落下した焼夷弾が家屋や地面に激突し大爆発を起こし燃え上がる描写が多く見られる。だが実際には避難民でごった返す大通りに大量に降り注ぎ子供を背負った母親や、上空を見上げた人間の頭部・首筋・背中に突き刺さり即死、そのまま燃え上がるという凄惨な状況が多数発生していた。

 「火の雨」に見える理由

M69の発火は、対象への激突後である。しかし『火垂るの墓』をはじめとする戦時中を題材にした映画などでは、火のついた焼夷弾が「火の雨」となって落下する描写がある(多くの空襲被災者の証言にも見られる)。そのため、空中で発火して焼夷剤に引火させると誤解されていることがある。しかしこのときの火は、焼夷剤によるものではない。

 M69には、目標(木造家屋の瓦屋根など)への貫通力を高めるため、姿勢を垂直に保つ目的のリボン(青く細長い布)が取り付けられている。上空での分離時に使用されている火薬によって、このリボンに着火し、それがあたかも火の帯のようになり一斉に降り注ぎ、火の雨が降るように見える。(ウイキペディア)