現代時評プラス《危うい時代がやって来た!》 001:片山通夫

今迄われわれは平和な日本で平和な生活を営んでいたつもりだった。しかしよく考えてみると1945年夏に戦争が終わってから、果たして本当に平和な時代だったのだろうかと、ふと考えるときがある。

 戦後まもなくは、まだ混乱の時代でもあっただろう。そして1964年に東京オリンピックが開催されたころには、いわゆる高度成長時代の入口に差し掛かり、経済第一の政治が、そしてそれを支持する国民がいた。
三種の神器とは歴代天皇家が継承してきたもので、日本神話において天孫降臨の時に、瓊瓊杵尊が天照大神から授けられたという鏡・玉・剣のことを言う。この三種の神器になぞって、電化製品の三種の神器がもてはやされたのは、1950年代の終わりころだった。そして東京オリンピックの頃、カラーテレビ、クーラー、車の3Cともいわれた新三種の神器の時代に突入した。

いわゆる高度成長期と言うのは、1955年頃から前期成長期が始まり、後期が終わるのが70年代初めだったように記憶している。つまり大阪万博が終わって、経済も停滞し始めたということになる。

そして現代。あの大戦が終わって70年余り。我が国の政治は東西冷戦時代からソ連邦の崩壊、中国の台頭などに充分対応してきたかと言うと、決してそうは思えない。おおざっぱに言うと、どんな時代にもアメリカ追随の政策しかとってこなかったからだ。
朝鮮戦争、ベトナム戦争から始まって、今日のトランプの率いるアメリカが突如起こした戦争に至るまで…。次にこの時代の危うさを象徴する国内外の出来事を列挙してみたい。(続く)