[:ja]現代時評+(プラス)《飛んで火にいるなんとやら》:片山通夫[:]

[:ja]トランプ陣営で安全保障政策の顧問を務めるバート・ミズサワ退役少将が11月10日にNHKからのインタビューに答えた際に行った発言が安倍政権を不安にさせている。
 バート・ミズサワ退役少将はインタビューで「日米安保条約についてビジネス的には均等ではない契約であり見直しが必要」と断言したのだ。おまけに「日本とは北朝鮮からの拡大する脅威を中性化するために必要な核の抑止力をどの資金で維持すべきかについて本格的に話し合う必要がある」とまで踏み込んだ。

大方の日本人にとって、核はアレルギーの対象だ。「核の平和利用」というお題目で作られた原子力発電所も、東日本大震災の結果起こった福島の状況に心を痛めている。核のゴミの最終処分地も決まらないまま、中間貯蔵施設も問題を抱えている。決まらないのだ。ゆえに「トイレのないマンション」などと揶揄されている。

平和利用(であるはず)の原発に関してでもこのような状況である。

核兵器なんてとんでもない!と言う訳である。さすがの安倍政権も「非核三原則」は守らざるを得ない。足もとを見透かされて、トランプ次期大統領から「北朝鮮からの拡大する脅威を中性化するために必要な核の抑止力に見合った資金の提供」を要求してくる可能性が大である。

一体、どれほどの資金が必要なのか見当もつかない。いや、トランプ氏自身もまだわかっていないのではないか。

安倍首相がTPPからの脱退を思いとどまらせようと、早々にトランプ氏に会うという。

「飛んで火にいるなんとやら」になるのは目に見えている。何しろ、外国でお金をばらまくのが大好きな首相なのだから…。[:]