[:ja]現代時評プラス《台湾が原発を廃炉に》[:]

[:ja]11f079d9 台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権が「原発ゼロ」にかじを切った。
全原発が稼働を終えて原発ゼロとなるまでの時間は9年しかなく、電力の安定供給や計画の現実性への疑問もある。それでも、東日本大震災を機に高まった反原発の世論を背に、政権をあげて推進する構えだ。(朝日新聞デジタル2016年10月23日)

東日本大震災で起こった福島第一原発の事故が台湾の国民を廃炉に向かわせたという。原発の稼働を目指していた馬英九(マーインチウ)・前政権も2014年に凍結決定に追い込まれた。反対運動の激化が要因である。

この台湾の政権と対照的なのが我が国の政権だ。台湾では少なくとも政権は国民の側に立っているように見える。無論、電力料金の高騰などの不安はぬぐえない。特に海外との競争力に悪影響が出るという懸念もあるようだ。しかし、それを抑えて原発ゼロに進む道を取った台湾の政権にぜひとも、廃炉への擬態的なロードマップを公表して、廃炉を成功させてもらいたい。それが世界への、特に、東京電力を抱えて、右往左往している我国へのメッセージになるからである。
(写真・事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所)[:]