コラム《やはりアメリカの出番だよ!》:片山通夫

北朝鮮の「人工衛星」もしくは「ミサイル」で大騒ぎだ。本来どこの国にもその権利があるはずの宇宙開発がこの国に関しては、各国は心穏やかではないようだ。

さてこの北朝鮮の「暴走」を止められるのは誰か。国際的な論調ではその役割は中国にあるという話だ。それでは中国にそのかたい意思はあるのかというと心もとないように思える。そのあまり確たる意思を持っていない中国に国際社会が調整を押し付けても効果的ではない。それでは誰が北朝鮮の首に鈴をつけるのか?ここで視点を変えてみたい。北朝鮮の望みは「体制の維持」にあることは明白だ。だから「反革命分子」の処刑も人民の抑圧も果敢にやってのける。そしてミサイルだか、人工衛星だかを打ち上げて体制維持の方法を国際社会(特にアメリカ)に示しているのではないか。つまり北朝鮮を「国家として認めよ」ということだ。中国やロシア、EUの何か国はすでに認めていて、世界の161か国(2011年8月現在)の国と外交関係がある。国連加盟国だけでこの1月現在で193か国だから実に83%の国々と国交があるということになる。つまり国交のない国のほうが圧倒的に少ない。その中にアメリカに引っ張られて我が国がある。我が国も当然のことながら「我が国の体制の維持」を重要視している。それが証拠に「共産党アレルギー」は保守系政治家は無論、官僚、リベラルな政党に至るまで蔓延している。余談はともかく、こんな視点からかの国を見る必要があるように思える。そして北朝鮮と話せるのは中国やロシアといった国ではなく、アメリカである。