現代時評《もう見ちゃおれない。けど良い話も!》:片山通夫

またまたスキャンダル!「全くもう…」ですよね。しかしほろっとする話も世界にはあります。

▼「罠にはめられた」とか「脇が甘かった」だの、件の政治家を擁護する発言が相次いだ与党自民党。どういう感覚なのか理解に苦しむ。しかし一部では「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の調印まで持つまい」という見方もあったとか…。それにしても《被害者面》はないだろう。甘利氏は大臣室で《素行の悪い業者から金を受け取った」ということだ。《素行の悪い》人物を大臣室に招聘する甘利氏は《それ以上の問題人物」としか思えない。

▼民主党の細野氏が「憲法の議論について共産党と一緒に護憲を掲げるような政党にはなるべきではないし、そうなったときには改革政党の旗を返上しなければならないとすら感じている」とのたまった。今の、いや政権を担当していた時代からの民主党が「改革政党」だったのか?かなり疑問だ。この人物、自民党の応援団長になり下がった?

▼いよいよ窮地に陥った日銀。マイナス金利政策を発表。市中銀行にあるだぶついた資金を貸し出しに回すよう即するのだと…。首相もそうだが日銀総裁までも博打打ちだな。

▼29日に再稼働した関西電力高浜原発。

福井県の若狭湾沿岸には、全国最多の原発13基が集中するいわゆる「原発銀座」。原発の30キロ圏は福井、京都、滋賀の3府県12市町にまたがり、約18万人が暮らす。京都市や、近畿1400万人の飲み水として使われる琵琶湖も50キロ圏にかかる。

万一の時が怖いが、福島の例を見ても誰も責任は取らない・・・・。

▼アクセサリーベンチャー企業のマリモンドが「平和の少女像」のバッジを作り2月から販売する。韓国での話。「平和の少女像」とは、日本政府が躍起になっているソウルの日本大使館前の少女像だ。また韓国軍がベトナムで虐殺した民間人慰霊のため、少女像作家が「ベトナムピエタ(母と無名の坊やの像、ベトナム語の名称は最後の子守歌)」建立を構想しているというニュース。

▼天皇陛下がフィリピンに慰霊の訪問。「貴国の国内において日米両国間の熾烈な戦闘が行われ、貴国の多くの人が命を失い、傷つきました。このことは、私ども日本人が決して忘れてはならないこと」という晩餐会での言葉に感動した。

この戦争でフィリピンでは51万8千人の日本人が命を落とした。外地では最大である。一方フィリピン側の死者は111万人に及ぶ。忘れてはならないのはこの犠牲者。安倍首相やその一派はこれらの言葉をどうとらえているのだろうか。

▼《韓国・与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表が29日、少子化問題解決のための一つの方法として「中国の朝鮮族を大量に受け入れるべきだ」と主張した》と朝鮮日報日本語版が伝えた。韓国内の反応は「朝鮮族の移民が少子化問題の解決策だなんて、とんでもない」「そうでなくても朝鮮族のせいで不安を感じているのに、与党の大統領選有力候補が何をするっていうんだ」などと批判が多数だという。

他民族を受け入れるということは、ことほど左様に難しい。韓国の例を見るまでもなく、ヨーロッパの現状を見ればよく分かる。

だからと言って、我が国もこのままで良いはずがない。それならいっそ「大国」ヅラをしないで、こじんまりと中クラスの国に舵を切れればいいのだが、大国病の人が多すぎだ。