王仁博士について語ろう。その1

王仁

 

 

 

 

写真:百済から日本へ向かう王仁博士一行

過日、韓国・木浦からバスで霊岩という村へ行った。その村の近くに王仁博士という方の生まれ故郷がある。王仁博士は王仁博士は応神天皇の時代に、千字文と論語を携えて我が国へ渡ってきた百済の人である。

以下は古事記の一文である。むろん実在の人物か否かははっきりしないという。第十五代応神天皇の時代(在位270年から312年)のことである。

又、科賜百濟國、若有賢人者、貢上。故受命以貢上人名、和邇吉師。即論語十卷・千字文一卷、并十一卷、付是人即貢進。〔此和邇吉師者、文首等祖〕

訳;天皇はまた百済国に「もし賢人がいるのであれば、献上せよ」と仰せになった。それで、その命を受けて〔百済が〕献上した人の名は和邇吉師(わにきし)という。『論語』十巻と『千字文』一巻、合わせて十一巻を、この人に附けて献上した。〔この和邇吉師が、文首(ふみのおびと)の始祖である。(続く)